年末年始に国内全ビーチを閉鎖

ペルー保健相エルナンド・セバジョスは29日、国内におけるCOVID-19オミクロン株感染者の発生を受け、12月31日と1月1日の2日間、全国のビーチを閉鎖すると記者会見で発表した。

この2日間は、河畔や湖畔を含む国内全ビーチの利用が禁止される。これ以外の日でも、ビーチの利用にあたってはマスク着用や社会的距離の維持を徹底し、アルコール飲料の摂取や飲食は行わないよう呼び掛けている。

当措置は本日の閣僚会議で承認されたもの。ビーチ閉鎖の理由については、年末・年始休暇における海水浴客の“密”状態を防ぎ、新型コロナウイルスへの感染リスクを減らすためとしている。

国内のオミクロン株感染者116人に

セバジョス保健相はまた、首都リマを中心に国内のオミクロン株感染者数が116人まで増えたと報告した。地域別の内訳はリマ首都圏(リマ市43区とカリャオ特別州の総称)112人、ピウラ州スジャーナが3人、アンカシュ州チンボテが1人。

一方、ペルーにおいてはいまだデルタ株が主流としながらも、リマ首都圏では現在検査中の新型コロナウイルス感染者のうち17%にオミクロン株感染の疑いがあるとし、ここ最近の陽性率増加傾向との関連を示唆した。

37時間連続のワクチン接種マラソン開催

新型コロナウイルスの感染拡大抑止に向け、ペルー保健省は本日29日午前7時から明日30日午後8時にかけ、リマ首都圏で37時間連続となる新たな大規模ワクチン接種キャンペーンを開催する。

今回の接種対象は、12歳以上かつ接種後の累計接種回数が3回以下となるペルー市民。参加者は新年にちなんだ服装や小物を身に着けて会場に赴き、撮影した写真にハッシュタグ(#VacúnatePorTu2022および#LasVacunasNosDanEsperanza)を付けてSNSに投稿できるというイベント性が加味された接種会だ。リマ首都圏の各接種会場は以下の通り。

リマ北部

  • Parque Zonal Mayta Cápac (San Martín de Porres)
  • Parque Sinchi Roca (Comas)
  • Plaza Norte (Independencia)
  • el Complejo Deportivo de Puente Piedra

リマ南部

  • el Estadio José Gálvez Chipoco (Barranco)
  • Jockey Plaza (Surco)
  • Polideportivo Villa El Salvador
  • Complejo Deportivo Villa María del Triunfo
  • colegio Pedro Ruiz Gallo (Chorrillos)
  • el Complejo Deportivo IPD (San Juan de Miraflores)

リマ東部

  • el Estadio Ollantaytambo (Ate)
  • San Isidro Labrador (Ate)
  • Estadio Pachacútec (Chaclacayo)
  • el Estadio Municipal de Santa Anita

リマ中部

  • Parque zonal Huiracocha (San Juan de Lurigancho)
  • Universidad Cesar Vallejo (sede San Juan de Lurigancho)
  • Centro Aljovín (Cercado de Lima)
  • Videna (San Luis)
  • Parque de la Exposición (Cercado de Lima)
  • Complejo Deportivo Municipal San Isidro
  • Estadio Municipal de Surquillo
  • Campo de Marte (Jesús María)
  • el Polideportivo San Borja

カリャオ特別州

  • Estadio Campolo Alcalde (La Perla)

ペルー全土における現在までの新型コロナウイルスワクチン接種回数は延べ4945万2348回。2回目接種終了者は2149万8158人(全人口の77%)、また340万人が3回以上の接種を受けている。

(ソース: Andina 29/12/21)