ペルー発着国際旅客航空便10月5日から運航再開

バリオス通商観光相は29日、チリやエクアドル、コロンビアなど7か国への国際旅客航空便を10月5日から再開すると伝えた。

エストレマドイロ運輸通信相によると、再開当初の運航本数は週70~75便になる見通しで、これはパンデミック以前の15%以下になる。12月には21%(167便/週)まで回復すると同省は期待、ペルー発着の月別国際線乗/降客数をそれぞれ4万608人/3万9864人(10月)、8万6426人/8万4842人(11月)、9万1831人/9万148人(12月)と見積もっている。

「国内線再開の際、運行本数はパンデミック前の15~18%になると見込まれていましたが、いまだ7%に届いていません。このことから、国際線も期待されている21%まで到達するのは少々難しいと考えています」運輸通信相は前回の経緯に加え、夜間離発着制限などの要因を踏まえ、このように補足した。

観光セクターへの配慮

国際線の再開に伴う当初需要につき同相は、出張などビジネスによる法人利用客の復調に期待していると話す。「出張者はホテルに1週間から1か月滞在し、レストランや交通機関を利用します。その間には観光にも赴くことでしょう。段階的で歩みの遅い始動になるでしょうが、観光セクターの発展と関連企業の倒産回避に向け前に進む必要があります」

防疫プロトコル

空港施設への進入や通過、機体の消毒、航空会社スタッフのコントロール、出発ラウンジの管理および搭乗手続き、荷物預入・受け取りプロセスの管理などは国内線への適用措置と同様だが、国際線ではこれに‘搭乗前48時間以内のPCR検査が追加される。尚、国際航空運輸企業協会(IATA)による域内諸国目的地の同検査要請条件は入国前96時間以内。

当初目的地は7か国11か所

ビスカラ大統領は30日の記者会見で、国際旅客航空便再開による当初の目的地につき、コロンビア(ボゴタ、カリ、メデジン)、エクアドル(キト、グアヤキル)、パナマ(パナマ)、パラグアイ(アスンシオン)、ウルグアイ(モンテビデオ)、ボリビア(ラパス、サンタクルス)、チリ(サンティアゴ)の7か国計11か所と伝えた。これらの目的地への飛行時間はいずれも4時間以内。

(ソース: Gestión 30/09/20)

ペルー国家緊急事態発令200日目

ペルー保健省発表9月29日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 814829人(前日比+3061)
  • 死者数累計 32463人(+67)
  • 既検査数累計 3892353件(+14030)
  • 陽性率 20.93%↑
  • 死亡率 3.984%↓
  • 1日の検査数 14030人(+1067)
  • 1日の感染者数 535人(+88)※当該日以前の感染者2526人を除く
  • 入院患者数 7609人(-302)
  • 上記の内ICU患者数 1358人(-4)
  • 回復患者数 683815人(+6890)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 9月29日 3061人(67)
  • 9月28日 3054人(72)
  • 9月27日 3412人(62)
  • 9月26日 5160人(120)
  • 9月25日 5558人(105) 
  • 9月24日 5654人(99)
  • 9月23日 6235人(68)
  • 直近7日間平均 4590.6人↓(84.7↓)
  • 直近7日間の陽性率 22.83%↓ ※累計比

(ソース: MINSA 9月30日)