ペルーのコロナ新規感染者前週比29%減

社会保険庁(EsSalud)は14日、COVID-19感染ヒートマップを基に、全国の新規感染者数が前週比で29%減少したと伝えた。

同庁データ分析班チームリーダーのダンテ・セルッソによると、COVID-19新規週間感染者数は前々週の5万1202人から3万6323人まで、1週間で1万4879人減ったという。

地域別ではリマ州が21%減(▲4075人)、一方クスコ(+54%)やアマソナス(+48%)、ウカヤリ(+48%)、マードレデディオス(+47%)、ワヌコ(+37%)、アンカシュ(+37%)の6州では感染者の増加が目立った。

リマ首都圏の状況

リマ首都圏(リマ市43区とカリャオ特別州)では主要通りを中心に50区で感染が続いている。

リマセントロ、サンフアンデルリガンチョ、サンマルティンデポーレス、コマス、アテ、ビジャエルサルバドル各区では先週、それぞれ600人を超える住民が新型コロナウイルスに感染した。

一方、ロス・オリーボス、ヘススマリア、ビジャマリアデトリウンフォ、インデペンデンシア、チョリージョス、ラ・モリーナ、カリャオ、カラバイージョ、スルコ、プエンテピエドラ、エル・アグスティーノ、サンフアンデミラフローレス、リマックでは300~600人/週であった。

また、主要通り沿いにはバス停やスーパーマーケット、病院、集合住宅など感染源に成り得る施設が集中し、これらの相乗効果でウイルスが拡大する恐れがあると注意を促している。各主要通りにおける過去3週間のCOVID-19新規感染者数は次のとおり。

通りの名称新規感染者数
Túpac Amaru322
Brasil274
Universitaria272
Venezuela208
Manco Cápac198
Oscar R. Benavides167
La Paz134
Javier Prado113
Independencia112
Salaverry111
Petit Thouars104
Arequipa98
Angamos96
Paseo de la República96
(Fuente: EsSalud)

感染検査数も17%減少

統計専門家のマルコ・ロレト・デ・モラ(MatLab)は、ウイルスへの感染を判定するための検査数がこの2週間で17%減ったとTV番組で伝えた。「今週はCOVID-19感染検査の数が少し減っています。先週は一日平均2万2000件でした」

デ・モラはまた、この1か月でCOVID-19の入院患者数も減少したと強調。「この調子が続けば、10月の終わりには間違いなくパンデミック以前の水準まで戻るでしょう」とコメントしている。

(ソース: Gestión 15/09/20)

ペルー国家緊急事態発令184日目

9月14日0:00ペルー保健省(MINSA)発表COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 733860人(前日比+4241)
  • 死者数累計 30812人(+102)
  • 既検査数累計 3552710件(+17773)
  • 陽性率 20.66%↑
  • 死亡率 4.199%↓
  • 1日の検査数 17773人(-7167)
  • 1日の感染者数 544人(-190)※当該日以前の感染者3697人を除く
  • 1日の陽性率 23.86%↓
  • 入院患者数 10002人(-120)
  • 上記の内ICU患者数 1460人(+12)
  • 回復患者数 573364人(+6568)

過去一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 9月14日 4241人(102)
  • 9月13日 6787人(117)
  • 9月12日 6162人(123)
  • 9月11日 6603人(126)
  • 9月10日 7291人(108)
  • 9月9日 6586人(113)
  • 9月8日 4615人(147)
  • 直近7日間平均 6040.7人↑(119.4↓)
  • 直近7日間の陽性率 25.46%↓ ※累計比

(ソース: MINSA 9月14日)