中国製コロナワクチン ペルーの治験期間は16か月

駐秘中国大使Liang Yu氏は3日、中国企業Sinopharmの新型コロナウイルスワクチンに関し、ペルー国内における治験予定期間を16か月と伝えた。

大使はCanal Nのインタビューに対し、国立サンマルコス大学(UNMSM)とカジェターノ・エレディア大学(UPCH)による第Ⅲ相試験(フェイズ3)をサポートするため、同ワクチンの治験プロセスを担う中国の調査研究チームがペルーに数か月滞在する予定と回答した。

大使はまた、中国における第Ⅰ相および第Ⅱ相試験が成功したと明言、年間2億単位の投与が行われる予定とし、Sinopharm社のワクチンは今年末か来年初頭には準備が整うと見積もっている。

「(調査研究チームは)約3か月滞在する予定ですが、すべての治験の終了にはおよそ16か月を要します。ボランティア一人当り2単位のワクチンを接種した後、引き続き観察と記録が行われます。今年の終わりか来年初めにはワクチンの準備が整い、一般に適用されると見込んでいます」

ペルー人ボランティアへの2回目のワクチン接種時期に関する質問に対し、大使は「通常は(1回目の)28日後」と回答。中国における第Ⅰ・第Ⅱ相試験の報告によると、(ボランティアに)抗体が発現し治験は完全に成功したという。

パンデミック対策の枠組みにおける両国の協力関係を大使は強調、「両国の協力は新型コロナウイルスに対抗する新たな礎となります。3月初旬のパンデミック宣言以来、中国とペルーは密接に協力し合ってきました。電話や書簡による両首脳の情報交換とその指導により、両国はとても緊密に連携してきました。中国はペルーに対し、医療物資および同設備の最初の提供国となり、その経験を共有するため医療チームも派遣しました」とコメントした。

試行期間

カジェターノ・エレディア大学医学部助手のヘルマン・マラガは3日、中国企業Sinopharm製新型コロナウイルスワクチンの試行治験が来週7日から始まり、ペルー人ボランティアへの接種が開始される見込みと伝えた。

マラガ助手はまた、この試行は登録済治験候補者のうち少人数のグループに対し実施される予定であり、被験者の一時的な集中による密状態を回避すべく全プロセスにおいて防疫対策が講じられると述べた。

「来週月曜、一部のボランティアと共に試行治験を開始し、以降はワクチン接種対象者を増やしていきます。治験プロセスを早めるため、少なくとも2回行う予定です。ひと月後には倍になるでしょう。来週から接種が始まるのは確実です」

治験について

これらの治験の実施は、サンマルコス大学とカジェターノ・エレディア大学が担当する。最初の被験者グループとなる3000人のボランティアは、先月30日の受付開始からわずか11分で登録を済ませた市民。ペルーは先日、COVID-19による死亡率が世界で最も高くなり(※人口100万人以上の国における8月31日現在の人口10万人当り死者数90.87人)、ワクチン治験に対する大きな期待が希望者殺到の背景にある。

残りの第2グループ3000人も、サンマルコス大学によるSinopharm製ワクチン6000単位の治験に向け、今後登録手続きが行われる予定。これらの治験には、Sinopharm社の武漢および北京両研究所それぞれの2系統のワクチンと偽薬(プラセボ)が使用される。

(ソース: Gestión 03/09/20)

ペルー国家緊急事態発令172日目

9月3日0:00ペルー保健省(MINSA)発表COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 670145人(前日比+6708)
  • 死者数累計 29405人(+146)
  • 既検査数累計 3286526件(+29815)
  • 陽性率 20.39%↑
  • 死亡率 4.388%↓
  • 1日の検査数 29815人(+6138)
  • 1日の感染者数 2401人(+226)※当該日以前の感染者4307人を除く
  • 1日の陽性率