外出制限64日目 コロナ禍で41%が無収入に

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大阻止に向けた国家緊急事態宣言発令後の3月16日以降、未だ全国で防疫封鎖措置が続くペルー。64日目の今日、リサーチ企業IPSOS PERÚが外出制限やその影響に関するアンケート結果を公表した。

解除予定日(5月24日)以降も感染拡大が続く場合、外出制限はどうするべきでしょうか?

  1. 今まで通り全国で継続
  2. 感染者数の多い地域のみに限定(スポット封鎖)
  3. 全国すべての地域で完全に解除すべき
  4. 不明・無回答
  • 全国- 1. 36%、2. 54%、3. 9%、4. 1%
  • リマ首都圏 – 1. 40%、2. 51%、3. 9%、4. 0%
  • 国内北部 – 1. 34%、2. 54%、3. 10%、4. 2%
  • 国内中部 – 1. 32%、2. 53%、3. 15%、4. 0%
  • 国内南部 – 1. 33%、2. 61%、3. 6%、4. 0%
  • 国内東部 – 1. 38%、2. 50%、3. 11%、4. 1%

多くのメルカド(伝統的小売市場)がCOVID-19感染の温床となっている件について、誰に責任があると思いますか?

  • 収容定員上限や社会的距離を含む衛生基準を遵守しなかった小売業者や仲買人などの市場関係者 – 46%
  • 管轄内小売市場の整備を怠った自治体 – 42%
  • 適切な法規制を怠った中央政府 – 9%
  • 不明・無回答 – 3%

外出制限の影響による最も大きな問題は何ですか(複数回答)?

  • 収入の低下 – 65%
  • 感染の恐怖 – 52%
  • モノの入手が困難 – 27%
  • 家族や友人、恋人と会えない – 27%
  • 家族の健康上の問題(COVID-19以外) – 13%
  • 家庭内の感情的トラブル – 10%
  • 家族の健康上の問題(COVID-19関連) – 6%
  • 電化製品や屋内外設備の故障 – 4%
  • DV – 2%
  • 特に問題なし – 1%

次の状況から現在あなたに最も近いものを選んでください

  • 仕事がなく、無収入状態が続いている – 41%
  • もともと無職(主婦・学生・年金生活者) – 20%
  • 自宅でテレワーク実施中 – 13%
  • 就業中の職種が外出制限除外対象 – 10%
  • 自宅では働いていないが、仕事はあり収入も継続 – 8%
  • 必要がありインフォーマルな仕事を続けている – 7%

外出制限解除後、あなたの仕事はどうなると思いますか?

  • いままでの仕事を続ける – 47%
  • 失業する見通しで、仕事を探さなければならない – 20%
  • いままで無職だったが、外出制限解除後には職探しを始める – 13%
  • 失業する見通しだが新たな職探しはしない – 6%
  • 失業が予想されるため、起業する予定 – 6%
  • いままで無職だったので、職探しはしない – 5%
  • 不明 – 3%

(ソース: Gestión 18/05/20)

ペルー全土封鎖 外出制限64日目

保健省発表による5月18日0:00現在の国内感染者数は94933人(前日比+2660人)、死者合計は2789人(+141)。感染者の州別内訳はリマ61197人(+1485)、カリャオ6782人(+97)、アンカシュ2153人(+58)、アレキパ1929人(+90)、クスコ626人(-9)、ワヌコ504人(+9)、イカ1540人(+63)、ラ・リベルタ2324人(+202)、ランバイエケ4961人(+105)、ピウラ3091人(+29)、ロレト2811人(+115)、マードレデディオス204人(-2)、フニン1149人(+51)、サンマルティン652人(+7)、トゥンベス639人(+4)、カハマルカ435人(+6)、パスコ211人(+15)、アヤクチョ406人(+3)、タクナ216人(+1)、ワンカベリカ242人(+8)、アプリマック105人(±0)、モケグア193人(±0)、プーノ214人(-6)、アマソナス317人(+6)、ウカヤリ2032人(+323)。既検査数は661132件(+10519)、陽性判定率は14.36%、死亡率は2.94%。7509人(+101)が入院中(うち866人はICU・前日比+16)、30306人(+1685)が回復へ。

(ソース: MINSA 5月18日)