ペルーのコロナ実効再生産数1.4に低下

ビスカラ大統領は5日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大抑止に向けた緊急事態宣言下における実効再生産数が、当初の3.0から1.4まで低下していると伝えた。

実効再生産数とは、1人の感染者から単位時間で生じる2次感染者数の平均値(基本再生産数)に、予防対策などの実効的要素を加味した数値。

「現在の数値は1.0を上回っている(※1.0未満になると感染者数は減少に向かう)。さらなる低下への挑戦はまだ終わってはいない。この伝染病を完全に封じ込めるため、われわれは努力し続けなければならない」と大統領は述べた。

また、複数の国際的科学者の試算による外出制限中のCOVID-19予想死者数(ペルー)は8万3400人~40万人で、他に5万人や10万人とする数学的モデルや分析もあるが、これらはいずれも政府が何も対策を講じなかった場合の数字と説明した。

(ソース: 大統領5日5日記者会見)

ペルー全土封鎖 外出制限51日目

保健省発表による5月5日0:00現在の国内感染者数は51189人(前日比+3817人)、死者合計は1444人(+100)。感染者の州別内訳はリマ32339人(+2497)、カリャオ4245人(+266)、アンカシュ1159人(+145)、アレキパ763人(+71)、クスコ249人(+15)、ワヌコ255人(+7)、イカ698人(+10)、ラ・リベルタ1062人(+97)、ランバイエケ3008人(+245)、ピウラ1804人(+52)、ロレト1595人(+93)、マードレデディオス124人(+3)、フニン587人(+63)、サンマルティン303人(+7)、トゥンベス378人(+31)、カハマルカ322人(+54)、パスコ166人(+4)、アヤクチョ181人(+38)、タクナ149人(+8)、ワンカベリカ203人(+4)、アプリマック111人(+11)、モケグア142人(+9)、プーノ144人(+2)、アマソナス170人(+6)、ウカヤリ1032人(+79)。既検査数は406579件(+21087)、陽性判定率は12.59%、死亡率は2.82%。5509人が入院中(うち709人はICU)、15413人が回復へ。

(ソース: MINSA 5月5日)