コロナ重症患者6人が退院 ICUからの生還はペルー初

新型コロナウイルス(COVID-19)対策本部のマセッティ本部長は11日、集中治療室(ICU)で人工呼吸器による治療を受けていた患者6人が回復し退院したと伝えた。

「回復患者の数は日ごとに増え、すでに1000人が退院しています。中でも、人工呼吸器を装着していたCOVID-19感染患者6人が初めて回復・退院しました。これらの患者はそれぞれ、ほぼ3週間にわたりICUで治療を受けていました」と本部長は明かした。

一方、COVID-19対策本部の一員であるファリド・マトゥクが先日、重症患者数がICUの上限(504床)を超えれば国家が危機に晒されると指摘した件について、対策チームはCOVID-19の感染者数をコントロールしており、医療専門家による受け入れ態勢を整えるよう想定される最悪のケースを提示したまで、とマトゥク本部長は注釈した。

本部長はさらに、「COVID-19患者用のICUは504床あり、現在はその半分も埋まっていません。ベッド数にどれだけ余裕を持たせるかが重要です(…)リマ首都圏のカリオン、ロアイサ、セルヒオ・ベルナレス、ビジャ・エル・サルバドル各病院では、ここのところ毎週増床が行われています」と強調した。

(ソース: El Comercio 11/04/20)

ペルー全土封鎖 外出制限27日目

保健省発表による4月11日0:00現在の国内感染者数は6848人(前日比+951人)、死者合計は181人(+12)。内訳はリマ4933人(+723)、カリャオ541人(+76)、アンカシュ88人(+21)、アレキパ85人(+2)、クスコ58人(+1)、ワヌコ9人(±0)、イカ47人(+10)、ラ・リベルタ108人(+7)、ランバイエケ326人(+24)、ピウラ91人(+23)、ロレト315人(±0)、マードレデディオス4人(+1)、フニン58人(+2)、サンマルティン20人(+2)、トゥンベス68人(+41)、カハマルカ11人(±0)、パスコ9人(+1)、アヤクチョ13人(+4)、タクナ9人(±0)、ワンカベリカ7人(±0)、アプリマック3人(±0)、モケグア8人(+5)、プーノ1人(±0)、アマソナス22人(+6)、ウカヤリ14人(+2)。既検査数は65712件(+9031)、陽性判定率は10.42%、死亡率は2.64%。788人が入院中(うち142人はICU)、1739人が回復へ。

(ソース: MINSA 4月11日)