ペルーの森林火災 過去1か月で142件

ペルー国内では過去1か月間に142件の森林火災が発生している。原因はほとんどが人為的なもので、アプリマック州で延焼中の1件を除きすべて鎮火に至ったと国家防災庁が報告した。

期間中の森林火災はクスコ(32件)を筆頭にアヤクチョ(14)、ワヌコ(12)、プーノ(12)、アンカシュ(10)、アマソナス(6)、マードレデディオス(3)、ロレト(1)、ウカヤリ(1)などで発生。国家森林・野生動物機関によると、収穫後の耕地(茎や葉の残滓)や農家の牧草地が火元となり拡大するケースが多いという。

ペルー政府はこの他にも、ボリビア政府の要請を受け、同国アマゾン地域で継続延焼中の森林火災消火活動応援のため、空中・地上双方の消火機器を装備したペルー軍のヘリコプター2機の派遣を決定した。

一方、ペルーのアマゾン地域で大気成分のモニタリングを続ける国家水路・気象庁は、(ブラジルに隣接する)マードレデディオスとウカヤリ両州を含め、これまでのところペルー側に(森林火災による)被害は出ていないとしている。

(ソース:国家緊急センター・プレスリリース第348号 26/08/19)