月刊「栄養と料理」世界の朝ごはんペルー編

11月9日(金)女子栄養大学出版部の月刊誌「栄養と料理」12月号に世界の朝ごはん巡り・ペルー編が掲載されました。

初仕事。女子栄養大学は1933年創業(大学設置は61年)の由緒ある私立大学、その月刊誌「栄養と料理」は80年以上の歴史を持つ料理誌です。卒業生には名の知れた方がたくさんいますが、その代表といえばやはり「栄養と料理」の編集長を10年務め、料理の鉄人の審査員としても活躍された故・岸朝子さんでしょうか。私、彼女のファンだったんですよね。最近の料理番組はみなどれも似たり寄ったりだし、だいたい出演者の食べ方がとても汚い。なぜああも姿勢が悪いか、なぜ口を開けて感想を言うのか?「うっめー!」しか言わないし、あんなバカコメントを出される料理人が気の毒で仕方がありません。

あ、話がそれましたね(笑)。今回ご紹介したペルーの朝ごはんは、サルチチャ・デ・ワチョとタマル&サルサ・クリオージャのセットです。サルチチャ・デ・ワチョはワチョという町で生まれた豚肉のソーセージですが、ソーセージの皮から中身を出して炒めて食べるのが特徴。豚の味付けミンチ肉を炒めたものと思っていただければいいかな。それに溶き卵を加えて、パンに挟んで頂きます。

タマルとサルサ・クリオージャは定番中の定番ですね。タマルだけでも美味しいけれど、サルサ・クリオージャがないとどうも物足りない。両者の関係はまさにご飯と漬物というわけです。アンデスの伝統料理と植民地時代に海岸部で生まれたまったく別の料理なのに、どちらが欠けても物足りないなんて面白いですよね。そんなこともつらつらと書かせて頂きました。ぜひお手に取ってごらんください。