プーノ旅行 コパカバーナ

ESTRECHO DE TIQUINA (ティキナ水道) ボリビアの首都ラパス、Cementerio前からコパカバーナ行きのバスに乗り北西へとひた走る。チチカカ湖を左に眺め湖岸を進んでいくと、やがてバスは小さな船着場に到着する。

ここでバスは艀(はしけ)を使って対岸に渡される。これはコパカバーナのある半島が、ボリビア領でありながら地理的にボリビアとは陸続きになっていないためだ。半島の付け根にあるユングーヨ村はペルー領なので、陸路でコパカバーナに行くためにはペルー側から国境を越えなければならない。

COPACABANA (コパカバーナ) 首都ラパスの北西155㎞、標高3841mにある人口約6千人のチチカカ湖畔の町。コパカバーナとはアイマラ語で「湖の眺望」という意味だそうだ。右側がCalvario山(3966m)、左側がNiño Calvario山。

BASILICA DE NUESTRA SEÑORA DE COPACABANA (コパカバーナ教会)町の中心部には16世紀に建てられたモリスコ様式の教会がある。 元々は1550年にルネッサンス様式で建てられたもので、17世紀初頭から半ばにかけ改築され現在に至る。

荘厳な教会の内部にはインカ皇帝ワイナ・カパックの子孫、フランシスコ ・ティト・ユパンキがマゲイの木で作り、ラパスの司祭により1583年2月2日にこの地にもたらされた聖母マリア像が祀られている。これが教会の名称(Nuestra Señora / 聖母マリア)の由来だ。

(写真: FRANCISCO TITO YUPANQUIの像)

白い教会が雲ひとつない青空に映え、とても美しい。

教会前からチチカカ湖畔へと続くなだらかな坂には、安宿や食堂、露天や土産物屋が軒を並べる。

チチカカ湖畔には名物のトゥルーチャ(マス)料理をだすキオスコ(売店/さしずめ海の家か)が並ぶ。キオスコ2号店で肉厚のトゥルーチャをいただいた。

湖畔でのんびりしていると、ついつい標高のことを忘れてビールがすすんでしまう。

チチカカ湖に沈む夕日。静かで穏やかな時間が流れていく。