R.E.port 塩でできたエコな宮殿「パラシオ・デ・サル」

3月1日(水)不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト R.E.portに 塩でできたエコな宮殿「パラシオ・デ・サル」 が掲載されました。

ウユニ塩湖の畔に建つ塩のホテル「パラシオ・デ・サル」。世界中の観光客に愛されるこの塩のホテルの魅力を、そのなりたちと建築の面からご紹介しました。“塩のブロック” のみに注目が集まりがちですが、私は “木材との組み合わせ” こそがこのホテルの魅力なのではと思っています。標高4000mという森林限界にありながら、これだけ木材を用意するのはさぞかし大変なことだったでしょう。そのこだわりに「世界初の塩のホテル」としての矜持を感じずにはいられません。

それにしてもパラシオ・デ・サルの創業者フアン・ケサダ・バルダ氏の好奇心というか、先見の名には感心します。GPSの無い時代に自転車で塩湖横断にチャレンジしたり、塩湖周辺の村人と交流を深める中で、ウユニ塩湖の魅力とその可能性にいち早く気づいたフアン氏。ボリビア国内でもその存在がほとんど知られていなかった時代に、塩湖のど真ん中に塩のホテルを建設してしまうのですから、ただものではありません。

残念ながらそのホテルはゴミや汚水の問題から閉鎖せざるを得ませんでしたが、それでも彼のような傑出した人物がいたからこそ、多くの観光客が訪れるようになり、ひいては地域の経済発展にもつながったわけです。

ウユニ塩湖にいかれた際には、ぜひ塩のホテル「パラシオ・デ・サル」にお泊りを。塩湖の旅がさらに思い出深いものになること、間違いありません。