ダウンの代わりにアルパカジャケットはいかが?

アレキパ州カイリョーマ郡の女性事業家グループが、中身の素材にアルパカ繊維を使った革新的なジャケットを考案、製品の輸出も視野に入れた事業拡大を目指している。

女性事業家グループ5人のうちの一人、マリア・デル・ロサリオ・オクサは、自身が手掛けるアパレルブランド「Watayponchas(ワタイポンチャス)」のコンセプトについて、伝統的な防寒着の製法からヒントを得たという。

ワタイポンチャスのジャケットは詰め物にアルパカ繊維を用いているため、保温性に優れ環境にも優しいとロサリオは話す。この新しい“アルパカジャケット”は流行りのダウンジャケットに似たデザインで、商品の売れ行きにも期待が寄せられている。

ワタイポンチャスは、地元の鉱山企業Minera Bateasが進める地域事業支援プログラム「Hecho en Caylloma(メイド・イン・カイリョーマ)」のバックアップを受けた5人の女性によるアパレルブランド。

「メイド・イン・カイリョーマ」はカイリョーマの女性たちによる様々なテキスタイル商品生産に向けたエンパワーメントを目的とするプログラムで、地元女性に対し今までに315時間におよぶ訓練カリキュラムを実施している。

(Photo: Minera Bateas)

ロサリオは最後に、この支援プログラムが、地域のアルパカ農家の収入やそこで働く女性たちの活性化につながると強調した。

(ソース: Perù21 19/07/22)

モバイルバージョンを終了