沿海ラニーニャ現象再活性化 8月まで続く見込み

国立エルニーニョ現象研究所(ENFEN)は、ペルー北部およびエクアドル沿岸海域(región Niño 1+2)の海面温度低下から、沿海ラニーニャ現象(la Niña costera)が再び活性化したと判断。今年8月までは平年に比べ若干気温の低い状況が続くと予想し注意を促している。

太平洋赤道域中部のラニーニャ現象は少なくとも9月まで長引く模様。ENFENの公式発表によると、全国的な雨量は季節的特性により通常通り減少に向かう傾向にあるものの、北部のアマゾン地域や北東部山間地域では、この5月から7月にかけ平年より多い雨量が見込まれている。

また、アマゾンおよび山間部の気温は平年並みとする一方、太平洋沿岸部では海面温度の低下や貿易風の発達により平年より低い気温が予想されている。

漁業への影響

沿海ラニーニャ現象による漁業へのインパクトについては、カツオとサバの季節的な沖合への移動に加え、アンチョビも国内北部から中部沿岸域にかけ最大50海里まで遠ざかり、過去の傾向から見て産卵の増加や稚魚の成育にも影響する恐れがあると予測している。

災害リスクへの備え

ENFENでは、太平洋赤道域中部におけるラニーニャ現象の年間予報や国内の四半期気象予報を考慮し、災害リスクに備えるよう国民に呼びかけている。

ENFENのマルチセクター委員会は、海洋の気象状況について引き続きモニタリングを行い、同情報の発信および予報の提供に努めるとし、次の情報更新日は6月16日になると伝えた。

(ソース: El Comercio 14/05/22)