ペルーのコロナ第3波収束 新規感染者ピーク時の1.5%に

データ分析専門家兼ITエンジニアのフアン・カルバハルは15日、国内における新型コロナウイルス第3波の新規感染者数がピーク時との比較で98.5%減少したと指摘。全国25州のうち16州では第3波がほぼ収束したと見ている。

ペルー保健省発表による第3波ピーク時(2022年1月21日~30日)の1日当たり平均新規感染者数は5万528人。現在は、第2波収束時(昨年)と同程度の減少幅となる776人/日まで減っている(▲98.5%)。

新規感染者数の減少に伴い第3波がほぼ収束したと見られる地域は、アヤクチョ、カハマルカ、カリャオ(特別州)、クスコ、イカ、フニン、ラ・リベルタ、リマ、ロレト、マードレデディオス、モケグア、パスコ、ピウラ、サンマルティン、タクナ、ウカヤリの16州。

同専門家はまた、新型コロナウイルスによる入院患者の現行病床占有率を15%(1550床)、ICU(集中治療病床)占有率を40%(662床)と報告。前者は第1波が到来した2020年4月中旬と、後者は2020年5月初頭と同じ水準まで下がっていると述べた。

※同専門家は、ペルーの新型コロナウイルス関連統計数値の正確性向上のため組織された民間エンジニアグループによる統計プラットフォーム「Open Covid-Perú」の元メンバー。

(ソース: Gestión 16/03/22)

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