FM802 ここ最近のリマの変化について

1月23日(日)FM802 Superfine Sunday にラジオ出演しました。

日本に一時帰国していたこともあって、しばらくお休みさせて頂いていたSuperfine Sunday。浅井さんやスタッフの方とも久しぶりにお話ができて、とても楽しかったです。

今回のテーマは、私がここ数か月に起こったと思われるリマの街の変化について。ワクチンを2回接種していないとスーパーや銀行に入れない(50歳以上は3回打ってないとダメ!)とか、物価がむちゃくちゃ上がったとかいろいろありますが、ぱっと目に付く変化として、街の至るところで見かける「Se Vende(家売ります)」の看板の多さと、スーパーマーケットの近代化についてお話させて頂きました。

いやー、それにしても「売ります」の看板の増えたこと!聞くところによると、パンデミックで経済的打撃をこうむった人だけでなく、左派政権誕生で今のペルーに投資価値なしと判断した富裕層や投資家が、一斉に所有物件の売却を始めたからだそう。そこに加えてコロナで一時中断していた新築物件の建設も再開され、どう考えても供給過多としか思えません。

そのくせ新築物件は未だ値上がりしているし、中古相場も思ったより強気のよう。今すぐ売却したい場合は値下げもやむを得ないが、損してまで売りたくはない。とりあえず看板は出しておいて、買い手が現れたらその都度交渉しようということなんでしょう。その辺りが日本のバブル崩壊とは全く違いますね。

一方スーパーマーケットで驚いたのは、とにかく加工品や冷凍食品が増えたことと、真空パックの商品が増えたこと。以前の肉売り場は対面でやりとりができたので、自分の好きな部位を好きな量だけカットしてもらえて便利だったんですけどな~。

人と人との距離が近いのがペルーの魅力のひとつ。今の時代、衛生面はもとより非接触サービスはとても重要なことだけど、ちょっと寂しいなぁなんて思います。