料理通信 JOURNAL SDGsとKjolleのピア・レオンが世界最優秀女性シェフ賞を受賞

web料理通信・JOURNAL8月19日(木)に 皮や搾りかすも捨てないで!廃棄を減らし栄養価を高める食育活動、11月11日(木)に『コジェ』のピア・レオンが「世界最優秀女性シェフ賞」を受賞が掲載されました。

一時帰国中に掲載されたweb料理通信JOURNALをまとめてご紹介。通常なら廃棄してしまう食品の皮や種をも丸ごと利用し、持続可能な調理を促進するNPO「 CCori:Cocina Óptima(ホリ・コシーナ・オプティマ )」と、世界最優秀女性シェフ賞を受賞した「Kjolle(コジェ)」 ピア・レオンの躍進について執筆しました。

ペルーのパルミロ・オカンポ氏が2014年に創設したホリ・コシーナ・オプティマ は、食品を最大限に活用することで持続可能な調理を促進するNPO。オカンポ氏は同NPOを通じリマ郊外のコメドール(貧困地区に必ず設置されている共同食堂)で地域の人たちに食育を実施したり、創造的でサステナブルな料理を目指すシェフたちへのアドバイスを行っています。SDGsへの取り組みが求められる今の時代にあって、オカンポ氏の活動はますます重要になってくると思います。

もうひとつは、ペルーグルメ界で確固たる地位を確立したピア・レオンについて。今年8月に世界最優秀女性シェフ賞を受賞。9月には世界のベストレストランでピアのコジェが95位に、夫のヴィルヒリオ・マルティネスと共同経営するクスコのミルが90位にランクインしました。またあまり知られていませんが、コジェはアメリカでもっとも権威ある旅行雑誌Condé Nast Travelerの「世界で最も美しいレストラン40」にも選ばれています。彼女の美的センスや感性の豊かさを証明していますね。

コロナ禍で停滞ムードのペルー料理界には久しぶりの朗報。ピアの更なる活躍に期待が高まります。