コロナ時代の田舎暮らし

都内のAirbnbから義母宅へ移動して早一週間。幸い我々が東京からウイルスを持ち込むこともなかったようで、高齢の義母もすこぶる元気である。信州松本の外れにあるこの村では、コロナ感染はこの1年でたった一例しかないらしい。田舎特有の相互監視体制が、彼らを守る強固な壁になっているのだろう。

コロナ時代になってからというもの、日本の家族から一時帰国や同居を拒否されたという海外在住者の話を幾度も聞いてきた。「海外から直接自宅に戻ってくるのはちょっと・・・」というなら理解もできるが、2週間の自主隔離を終えてすら帰省を拒まれたというケースも少なくない。また、家族としては迎え入れてあげたいが、周囲の目が気になってどうしても・・・というパターンもあるようだ。家族同士とはいえ、一度入ってしまった亀裂を修復するのは容易なことではないだろう。コロナというのは本当にどこまでも憎らしく、厄介な存在だ。

旧時代の五人組制度が今も息づく限界集落に暮らす義母が、周囲の目に耐え切れず私たちの滞在を拒否する可能性は十分考えられた。実際、東京に暮らす義妹に対して彼女は「今はちょっと戻ってこれないわよねぇ」とのたまうのだから。老いた母の頭の中を正論で推し量るのは難しいし、私たちにとってはいい方向に働いているのでそこは敢えて突っ込まないが、義妹の住環境と私たちの自主待機の環境に大差はないはずだ。であるにもかかわらず、最寄り駅まで迎えに来てくれた彼女には感謝の念で一杯だし、この先同居生活で起こるであろうさまざまな衝突もぐっとこらえるしかないと今は思っている。もちろん爆発しそうな時はこのブログで発散する予定なので、そこはご容赦願いたい(笑)

山間のこの村は春の訪れが特に遅く、庭には水仙やチューリップと並んでふきのとうが元気よく芽吹いている。刺激的な日々は期待すべくもないが、その分穏やかに過ごせるだろう。あれだけ頑張って戻ってきたのだから、日本での暮らしを満喫していきたいと思う。

ペルーパンデミック381日目

ペルー保健省発表3月30日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 1548807人(前日比+8730)
  • 死者数累計 52008人(+207)
  • 既検査数累計 9314947件(+71402)
  • 陽性率 16.63%↓
  • 死亡率 3.358%↓
  • 入院患者数 15682人(+182)
  • 上記の内ICU患者数 2328人(+38)
  • 回復患者数 1468457人(+8571)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 3月30日 8730人(207)
  • 3月29日 6956人(166)
  • 3月28日 3239人(166)
  • 3月27日 8909人(231)
  • 3月26日 8589人(206) 
  • 3月25日 11919人(201)
  • 3月24日 7946人(175)
  • 直近7日間平均 8041.1人↓(193.1↑)
  • 直近7日間の陽性率 12.99%↓ ※累計比
  • 直近7日間の感染者数合計 56288人↓(前日比-2530↓)
  • 直近7日間の死者数合計 1352人↑(前日比25↑)

(ソース: MINSA 3月31日)

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