リマ首都圏の日曜 自家用車禁止も市民の外出は可能

ペルー首相府(PCM)は14日、新型コロナウイルス感染症の第二波到来を受け、日曜日の自家用車使用禁止などの感染対策強化措置を含む大統領令第002-2021-PCMを官報にて公布した。うちリマ市やクスコなど感染危険度「高」の13地域については、公共交通機関およびデリバリーサービスが機能するほか、市民の外出も可能としている。

ビオレタ・ベルムデス首相は14日、日曜に自家用車が使用されればより多くの人々が家族や友人を訪れ、ショッピングモールなどの人出も増えると説明。

「収容定員に制限が設けられたショッピングモールに多人数が集まれば、そこに密集状態が発生するようになります。人通りが少なければその分相互感染の可能性は少なくなります。自家用車を制限することで人々の往来や接触の機会を減らします」と首相はTV番組でコメントした。

一方で首相は「市民の散歩や自転車での外出は可能です」と述べ、リマ市やカリャオ特別州など感染危険度が「高」の地域では人の移動が制限されていないため、外出することができると明言した。

デリバリーサービス

「商業施設は収容店員を減らし日曜も営業しているので、従業員が通勤する必要があります」首相はさらに、これらの地域では日曜でも商業サービスの提供が認められることから、公共交通機関やタクシー、デリバリーの利用も可能とした上で、公共交通機関での移動時にはマスクとフェイスガードの着用が義務付けられていると注釈した。

また、日曜に外出制限が敷かれる他の地域でも、基幹サービスに従事する官民の職員や労働者は内務省のウェブサイトから通行許可証を取得できるとし、「デリバリーを含め、外出制限とは基幹サービスが提供できないという意味ではありません」と強調した。

(ソース: Andina 14/01/21)

ペルーパンデミック305日目

ペルー保健省発表1月12日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 1043640人(前日比+3409)
  • 死者数累計 38473人(+74)
  • 既検査数累計 5732537件(+35354)
  • 陽性率 18.21%↓
  • 死亡率 3.686%↓
  • 1日の検査数 35354人(+19209)
  • 1日の感染者数 2932人(+51)※当該日以前の感染者477人を除く
  • 入院患者数 7500人(+564)
  • 上記の内ICU患者数 1541人(+24)
  • 回復患者数 973374人(+2374)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 1月12日 3409人(74)
  • 1月11日 2881人(64)
  • 1月10日 2166人(55)
  • 1月9日 2909人(67)
  • 1月8日 2804人(68) 
  • 1月7日 2781人(96)
  • 1月6日 2258人(58)
  • 直近7日間平均 2744人↑(68.9↑)
  • 直近7日間の陽性率 14.67%↓ ※累計比

(ソース: MINSA 1月13日)

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