リマ発航空貨物便 時間帯制限で輸出への影響懸念

運輸通信省が管轄する民間航空総局(DGAC)は21日、リマ国際空港発の航空貨物便を本日以降午前11時から午後5時の時間帯に制限すると発表した。これに対し輸出業協会(ADEX)は、輸出取引に深刻な影響が及びかねないと懸念を示している。

20日まで制限は設けられていなかったが、DGACは本日から前述の時間帯を適用すると決定。域内各国向けに予めスケジュールが組まれた国際貨物を扱う多くの航空会社が、この制限によりリマへの寄港を見送ると予想されている。

現在までにエアライン2社がリマ発の貨物輸送を断念し、短時間での輸送が必要なマンゴーやアボカド、アスパラガスなどの生鮮食品や生花の輸出に大きな影響が出ている。6割近くの輸出産品が航空輸送頼みのペルーでは、コロナ禍による貨物便数の減少が輸出業者にとって死活問題に。

係る状況下で航空貨物便の到着を確実なものにするため、ADEXはリマ発時間帯の拡大(午前8時30分~午後5時)をDGACに要請。本日発表された時間帯では、国内輸出業者のオーダーに不履行が生じ、仕向先の意向で他国の輸出業者に取って代わられる可能性があるとADEXは指摘、外貨獲得やセクター雇用維持にも負の影響がおよぶと現状を危惧している。

(ソース: Gestión 21/01/21)

ペルーパンデミック312日目

ペルー保健省発表1月19日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 1078675人(前日比+5461)
  • 死者数累計 39157人(+113)
  • 既検査数累計 5958860件(+30855)
  • 陽性率 18.1%↓
  • 死亡率 3.63%↓
  • 入院患者数 9357人(+414)
  • 上記の内ICU患者数 1711人(+15)
  • 回復患者数 993509人(+4142)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 1月19日 5461人(113)
  • 1月18日 4412人(113)
  • 1月17日 3893人(60)
  • 1月16日 4342人(101)
  • 1月15日 4544人(116) 
  • 1月14日 7361人(90)
  • 1月13日 5022人(91)
  • 直近7日間平均 5005人↑(97.7↑)
  • 直近7日間の陽性率 15.48%↑ ※累計比
  • 直近7日間の感染者数合計 35035人↑(2052)
  • 直近7日間の死者数合計 684人↑(39)

(ソース: MINSA 1月20日)

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