ミラフローレスの老舗カフェ 9か月ぶり営業再開

ミラフローレス区民の憩いの場、ケネディ公園の傍らに店を構える創業68年の老舗カフェ「ハイティ(ハイチ)」。コロナ禍で商売ができず撤退も噂されていたが、増資を経て今月から無事営業を再開した。

当面の課題は、観光客とビジネスマンの2大需要が欠け落ちていることだ。「夜間もたくさんのお客様がお見えになっていますが、そのうち2割は観光客の方々です。午前中にはさらに多くの旅行者にご来店いただいています」と、同店創業者のイタリア移民アントニオ・ネリの子孫で現在の支配人でもあるステファーノ・アルフィネンゴは話す。

「以前は店の傍に映画館がありましたが、今は休業中です。また、(防疫措置上)閉店時間を1時間繰り上げて営業しています。これらがネックになっていると言えますが、私どもは正面から取り組んでいます」同様に、ランチメニュー目当てのビジネスマンも、テレワークの普及で姿を消したとアルフィネンゴは嘆く。

営業再開への努力

パンデミック下の9か月を生き抜くため、アルフィネンゴはハイティの株主や関係者に支援を求めた。店舗については、建物のオーナーと交渉して休業期間中の賃貸料を4分の1まで値下げしてもらったという。

「さらに、共同出資者による増資が必要でした。他にもメニューの一部値下げやQRコード追加などの調整を行いました。今年度の業績はまだ不透明ですが、損失は大きくなると思われます」

今回の営業再開にあたり、防疫プロトコルの適用や什器メンテナンス、店舗の改装、従業員の再雇用、向こう3か月の賃貸料などを含めた費用はおよそ15万㌦に上る。

デリバリーは見送り

通常時に比べ売上2割増しのクリスマス需要を見越し、ハイティは今月の営業再開を判断したという。一方で、今のところデリバリーによる販売は考慮していないとアルフィネンゴは明かす。

「デリバリーは考えていません。ハイティでお出しする一品は繊細で、(配送業者など)第三者を介してブランドイメージが左右されるのを見たくありませんから。またハイティにはお客様に直接お越しいただける待ち合わせ場所としての一面もありますので、テイクアウト販売に重きを置いています」と結んだ。

(ソース: Gestión 11/12/20)

ペルーパンデミック271日目

ペルー保健省発表12月9日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 979111人(前日比+1799)
  • 死者数累計 36499人(+44)
  • 既検査数累計 5217086件(+12787)
  • 陽性率 18.77%↓
  • 死亡率 3.728%↓
  • 1日の検査数 12787人(+3987)
  • 1日の感染者数 796人(+482)※当該日以前の感染者1003人を除く
  • 入院患者数 3817人(+28)
  • 上記の内ICU患者数 1019人(+3)
  • 回復患者数 914600人(+2099)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 12月9日 1799人(44)
  • 12月8日 691人(54)
  • 12月7日 1505人(77)
  • 12月6日 1204人(50)
  • 12月5日 1224人(43) 
  • 12月4日 1828人(36)
  • 12月3日 2014人(91)
  • 直近7日間平均 1466.4人↑(56.4↑)
  • 直近7日間の陽性率 10.49%↑ ※累計比

(ソース: MINSA 12月10日)

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