ペルー新内閣発足もドル高止まらず 18年ぶりの高値に

ビスカラ大統領の罷免がパンデミック以降のドル高傾向に拍車、12日の新内閣発表にもかかわらず同日のドル為替は日足でさらに0.5%上昇し、2002年9月以来の高値となる1㌦=3.641ソレスを記録した。

国家制度の弱体化や景気回復への懸念を背景とするドル高圧力(対ソル年初来+9.87%)は組閣発表後も収まらず、社会争議の拡大予測に伴うリスク嫌気から12日の国内為替市場では外国人投資家を中心にドル買いが進んだ。

9日のビスカラ大統領罷免可決に端を発するドル需要は6億㌦以上と銀行筋は試算、13日も引き続き外国人投資家や民間年金基金、法人のドル買いが進むと見ている。

コロナ禍支援を目的とする年金改革法案を始め、国家財政や金融市場への影響が予想される主要経済政策の動向が注視される中、市場は代理政権の手腕を疑問視。国会議員選挙を含む来年4月予定の次期大統領選を考慮しつつ、ドル貨ボラティリティは今後も継続と銀行筋は予想、中銀の介入を後目に短期間で3.66ソレスまで到達と見込む。

(ソース: Gestión 13/11/20)

ペルーパンデミック243日目

ペルー保健省発表11月10日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 930237人(前日比+2231)
  • 死者数累計 35067人(+36)
  • 既検査数累計 4740666件(+19487)
  • 陽性率 19.62%↓
  • 死亡率 3.77%↓
  • 1日の検査数 19487人(-1203)
  • 1日の感染者数 805人(-67)※当該日以前の感染者1426人を除く
  • 入院患者数 4929人(+17)
  • 上記の内ICU患者数 970人(-21)
  • 回復患者数 856023人(+2815)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 11月10日 2231人(36)
  • 11月9日 2575人(39)
  • 11月9日 1904人(49)
  • 11月8日 1194人(64)
  • 11月7日 2323人(39) 
  • 11月6日 2507人(57)
  • 11月5日 2781人(53)
  • 直近7日間平均 2216.4人↓(48.1↓)
  • 直近7日間の陽性率 12%↓ ※累計比

(ソース: MINSA 11月11日)

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