ペルーのスーパーフード アセイトゥーナ

パパ・ア・ラ・ワンカイーナやアロス・タパード(ライスサンド)に添えて、あるいは朝食のパンに挟んで。オリーブの実を塩漬けにしたアセイトゥーナ(aceituna)、好き嫌いは分かれますが、ペルー料理にもしばしば登場するこの食べ物の人気が衰えることはありません。

Olea europea(オリーブ)の名でも知られるアセイトゥーナは身体にとてもいいとされ、世界各国の食卓に欠かせないものとなっています。

アセイトゥーナの生産

緑や黒を始め、アセイトゥーナには色々な種類があります。ペルーのものは小粒ですが栄養価は高く、ラ・リベルタやイカ、リマ、モケグア、アレキパ、タクナの各州で栽培されています。

通商観光省のアセイトゥーナ輸出市場プロフィールには「オリーブは季節物で、4月から7月にかけ全体の97%が生産される。収穫期は緑の実が2月末から4月、黒い実は5月から7月」と記されています。

さらに、ペルーで栽培されているオリーブの多くはポルトガルやスペイン、イタリア由来で、その種類はセビリャーナ、アスコラーナ、リグリアと説明されています。スナックや冷凍物もありますが、何といっても新鮮なうちに食べるのが一番でしょう。

定番の品質、ペルー産オリーブオイル

オリーブオイルは栄養価の高いオリーブの実から作られます。ペルーの国産オリーブオイルは、その安定した品質により世界的な地位を得ています。

2019年には、ペルーの有名なスーパーマーケットがスペイン食品賞(Premios Alimentos de España)において、オリーブオイルの生産で栄冠と名声を獲得しました。

他にも昨年、タクナ州のペルー・セビリャーナ種(またはクリオージャ種)を基に作られた二種類の国際オリーブオイルが、名高いフランス・オリーブ文化協会による欧州のコンクールで高い評価を受けています。

同コンクールの技術指導者Marino Giorgettiによると、全世界のオリーブオイル生産量は年間300万㌧を超え、その4%はペルーなど南半球の国で作られているといいます。

アセイトゥーナの効能

アセイトゥーナは非常に栄養価の高い食べ物で、傷ついた細胞の修復・損傷の予防に役立つビタミンAや抗酸化物質を多く含んでいます。また、ビタミンEもこの食べ物に特筆される栄養素のひとつです。

「ビタミンEやオレイン酸は、血中のコレステロールやガンの進行に関係する物質を運ぶリポタンパク質の酸化を防ぐ」とスペイン栄養財団(FEN)が解説しています。

アセイトゥーナに多く含まれる繊維質は消化の改善に役立ちます。また果肉の75%は水分で、渇きを癒す効果があります。FENによると、アセイトゥーナは推奨される栄養素を5%程度カバーし、その繊維質は消化作用を助け、軽い緩下剤としての効果もあるようです。

(ソース: Promperú)

ペルーパンデミック219日目

ペルー保健省発表10月18日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 870876人(前日比+2201)
  • 死者数累計 33820人(+61)
  • 既検査数累計 4249458件(+19105)
  • 陽性率 20.49%↓
  • 死亡率 3.883%↓
  • 1日の検査数 19105人(-4877)
  • 1日の感染者数 411人(-193)※当該日以前の感染者1790人を除く
  • 入院患者数 6010人(+72)
  • 上記の内ICU患者数 1094人(+26)
  • 回復患者数 784056人(+4277)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 10月18日 2201人(61)
  • 10月17日 3126人(57)
  • 10月16日 3132人(54)
  • 10月15日 2677人(71)
  • 10月14日 2789人(65) 
  • 10月13日 2977人(93)
  • 10月12日 2803人(62)
  • 直近7日間平均 2815人↑(66.1↑)
  • 直近7日間の陽性率 12.56%↓ ※累計比

(ソース: MINSA 10月19日)

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