観光協会 セクター救済へ緊急事態宣言促す

全国観光協会(CANATUR)は、防疫封鎖措置下で活動を停止している観光セクターへの救済措置を含む緊急事態の宣言に向け、人民行動党(Acción Popular)を通じ政府に立法案を提出する動きを見せている。

「同宣言に伴う税制や労働、資金調達のセクター優遇措置が政令により実現されない場合は、人民行動党や他党の協力を得て国会での立法化を目指します」とCANATURのカルロス・カナレス会長は訴えた。

会長は、観光セクター緊急事態の宣言にあたり、政府に対し経済活動再開に関する一連の措置適用を要請するつもりとした上で、活動再開の第3段階(7月)と第4段階(8月)につき、当初の予定通り計画に着手するよう求めた。

「もうこれ以上は待てません。地域、地方、州あるいは国を跨ぐ旅客輸送については徐々に解除していく必要がありますが、今すぐ始めるべきです」

CANATURによる観光セクターの再始動計画には、以下の要請が含まれている。

  • 法人所得税の免税措置(会計年度2020~2023年)
  • 観光サービスに賦課される一般販売税(18%)の免除(2023年度まで)
  • 一般販売税(IGV)貸方差額の月次還付
  • 観光促進目的与信枠の政府による100%保証(返済期間5年・2年間は無利息)
  • 従業員給与の8割補助(上限S/2000)×6か月

なお、政府による観光セクター関連経済活動再開計画の概要は次のとおり。

第3段階(開始予定7月1日)

  • レストラン(ホール)での接客
  • 国内地方間の旅客輸送(陸路・空路共)

第4段階(開始予定8月1日)

  • 国境封鎖解除および国際旅客輸送(陸路・空路共)
  • 見本市
  • 国際会議・カンファレンス
  • カジノ
  • バー・クラブ
  • コンサート・スポーツ観戦(入場者数制限あり)

但し、何れの活動も保健省ならびに管轄官庁の定める当該衛生プロトコル遵守が再開の条件となる。

(ソース: Gestión 14/06/20)

ペルー全土封鎖 外出制限91日目

6月14日0:00ペルー保健省(MINSA)発表COVID-19関連国内統計

  • 感染者数 229736人(前日比+4604)
  • 死者数 6688人(+190)
  • 既検査数 1360839件(+22362)
  • 陽性率 16.88
  • 死亡率 2.91%
  • 入院患者数 10297人(-45)
  • 上記の内ICU患者数 1111人(-2)
  • 回復患者数 115579人(+3855)

6月14日0:00現在州別感染者数
(*Clasificación de las regiones naturales se rige a la de INEI. / 地域区分は国立情報統計庁の分類に従う)

COSTA

  • リマ 132186人(+2321)
  • カリャオ 15807人(+251)
  • トゥンベス 1937人(+58)
  • ピウラ 13799人(+388)
  • ランバイエケ 11276人(+217)
  • ラ・リベルタ 7239人(+213)
  • イカ 5456人(+111)
  • モケグア 746人(+2)
  • タクナ 607人(+11)

SIERRA

  • カハマルカ 1279人(+80)
  • ワヌコ 1494人(+61)
  • パスコ 759人(+12)
  • アンカシュ 6294人(+139)
  • フニン 2626人(+81)
  • ワンカベリカ 659人(+5)
  • アヤクチョ 1157人(+55)
  • アプリマック 348人(+2)
  • クスコ 1436人(+17)
  • アレキパ 5115人(+113)
  • プーノ 566人(+10)

SELVA

  • ロレト 7629人(+151)
  • アマソナス 1170人(+68)
  • サンマルティン 2754人(+80)
  • ウカヤリ 6350人(+106)
  • マードレデディオス 1047人(+52)

過去一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 6月14日 4604人(190)
  • 6月13日 4383人(190)
  • 6月12日 5961人(199)
  • 6月11日 5965人(206)
  • 6月10日 5087人(165)
  • 6月9日 4040人(167)
  • 6月8日 3181人(106)
  • 7日間平均 4745.9人↓(174.7↑)

(ソース: MINSA 6月14日)

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