外出制限26日まで延長 男女別規制は撤廃

ペルー首相府(PCM)は10日、現在発令中の国家緊急事態を4月26日まで再々延長する旨の大統領令第064-2020-PCMを官報にて公布した。

4月12日を期限とする現行の国家緊急事態令を歴日で14日延長するほか、同令では夜間外出禁止令の時間帯を次のように変更すると定めている。

  • トゥンベス、ピウラ、ランバイエケ、ラ・リベルタ、ロレト各州: 午後4時から翌朝午前4時まで
  • その他の地域: 午後6時から翌朝午前4時まで

また、4月3日から適用されていた男女別の買い物制限は撤廃となり、以下のように改定された。

  • 食料品および医薬品の購入、ならびに金融機関における手続きにあたっては、各週の月曜から土曜の間、各世帯当たり1名にのみ外出が許可される。日曜については、すべての市民を対象に国内全域で終日外出禁止となる。
  • 緊急事態の枠組みにおいて国家により付与される金銭的恩恵の受領、ならびに銀行での年金受領のため外出を必要とする者については、前段落に定める許可事項の範疇と理解される。
  • 公道に出る際はマスクを装着しなければならない。

ペルー北端のトゥンベス州を訪問中のビスカラ大統領は10日、会見で防疫封鎖措置の現況とCOVID-19ウイルス拡大阻止に向けた政府の取り組みに言及。人々の命を守るためには国民の協力が不可欠であり、外出制限の遵守をひとえにお願いしたいと訴えた。

ペルー全土封鎖 外出制限26日目

保健省発表による4月10日0:00現在の国内感染者数は5897人(前日比+641人)、死者合計は169人(+31)。内訳はリマ4210人(+506)、カリャオ465人(+52)、アンカシュ67人(+10)、アレキパ83人(+6)、クスコ57人(+2)、ワヌコ9人(±0)、イカ37人(+3)、ラ・リベルタ101人(+5)、ランバイエケ302人(±0)、ピウラ68人(+15)、ロレト315人(±0)、マードレデディオス3人(±0)、フニン56人(+14)、サンマルティン18人(+3)、トゥンベス27人(±0)、カハマルカ11人(±0)、パスコ8人(+3)、アヤクチョ9人(+2)、タクナ9人(±0)、ワンカベリカ7人(±0)、アプリマック3人(+2)、モケグア3人(±0)、プーノ1人(±0)、アマソナス16人(+6)、ウカヤリ12人(+12)。既検査数は56681件(+8216)、陽性判定率は10.40%、死亡率は2.87%。687人が入院中(うち130人はICU)、1569人が回復へ。

(ソース: MINSA 4月10日)

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