希少野生動物シリーズ1ソル硬貨第9弾はアンデスネコ

ペルー中央準備銀行(BCR)は3日、コレクション向け1ソル硬貨「ペルーの希少野生動物シリーズ」第9弾となる「アンデスネコ(Gato Andino)」を発行した。

Gato Andino (Leopardus jacobitus)

アンデスネコ(Leopardus jacobitus)は、国内であまり知られていない絶滅危惧種のネコ科動物。ペルー、アルゼンチン、ボリビア、チリの標高3600m以上の地域に分布し、ペルーでは主として、獲物のビスカチャが棲むアンカシュ州からタクナ州にかけての植生の乏しい岩場に生息している。

体重は通常4~6kg、グレーに茶色いまだら模様の毛皮と、環状の模様が特徴の太く長い尾を持つ。アイマラ族やケチュア族にとってのアンデスネコは、山々や水の精霊と結びついた肥沃の象徴である。

主に生息環境の劣化や縮小、密猟により個体数が減り続けているアンデスネコは、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)」の附属書Iに絶滅危惧種(EN)として分類されている。

※解説は中銀サイトより引用

同硬貨は本日から市場に流通、発行数は1000万枚。

(ソース:BCR)