リマの水瓶 貯水量38%に低下

気象予報会社Ambiandは山間部における昨年12月からの降水量不足に言及、この状況が2月まで続けばリマ首都圏への上水供給が危機に陥る可能性があると指摘した。

国家水路・気象庁(SENAMHI)のデータによると、リマ首都圏(リマ市43区およびカリャオ特別州)の飲料水を担うマンタロ川流域の貯水池群(Sistema de Lagunas)における1月8日現在の総貯水量は、有効貯水量(3億1100万立方㍍)の38%(1億2600万立方㍍)まで低下しているという。

これらの貯水池では通常、この時期の降水により夏季の必要量が賄われているが、今年は中央ならびに南西の山間部で雨が少なく貯水量が減少。Ambiand社のアブラハム・レビィ代表は、今後2~3週間以内に状況が改善しない場合、市民や農作物に水不足の影響が及ぶと懸念を示した。

リマ首都圏の上水道を管理・運営するリマ上下水道公社(Sedapal)の昨年度1~11月営業利益は、目標を1億4310万ソル超え3億3800万ソルに達した。一方、インフラの整備や改良を始めとする同期間の投資額は計画値を1億590万ソル下回っている。

(ソース:Gestión 10/01/19)

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