ペルー人の食事は炭水化物が多め

ペルー人が1日に摂取するカロリーは1人平均2031kcalで、そのうち約4割を白米やジャガイモ、パスタ、パンに頼っていることが判明した。

このデータは、英ケンブリッジ大学が発行するPublic Health Nutrition誌掲載のラテンアメリカ8か国※を対象とした栄養調査報告(ELANS)に基づくもの。

ペルー人1人1日当りの平均摂取カロリーは2031.15kcal(男性2253.86kcal・女性1818.39kcal)、域内ではエクアドル(2110.43kcal)、アルゼンチン(2103.17kcal)、コロンビア(2035.83kcal)に次ぐ高さ。8か国の平均は1959.46kcal、うち最も低いのはチリ(1780.82kcal)。

2031.15kcal/日の内訳は、炭水化物62.91%(8か国平均54.43%)、脂肪22.32%(同29.55%)、タンパク質が14.77%(同16.02%)。

上記の摂取カロリーを食品別に見ると、ペルー人の食事に占める白米(20.57%)、パンなどの精製穀物(9.09%)、パスタ(4.13%)、ジャガイモ(4.16%)の割合は、ラ米8か国の平均を8.37㌽上回る37.95%になる。

この点につきELANSでは、ペルーにおける炭水化物および脂肪の摂取率と肥満や代謝性疾患の相関関係は不明だが、炭水化物やタンパク質の量やタイプ、ならびにこれらの相互作用と肥満の出現傾向との間に因果関係のあることは明らかになりつつあると指摘している。

(ソース: Andina 16/09/18)

※Argentina, Brasil, Chile, Colombia, Costa Rica, Ecuador, Perú, Venezuela

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