W杯 インカ戦士 vs ヴァイキング

2018 FIFA ワールドカップついに開催!6月14日開始のW杯、今日はペルー初戦、デンマークとの試合だ。しかし残念ながら結果は黒星。なんともすっきりしない試合だった。

今日は朝からなんとなく空気がピリピリ、いい意味での緊張感と期待感が伝わってきた。11時開始の試合を万全の体制で楽しむためだろう、隣人たちも朝からドタバタ。我が家もビール片手にスタンバイ。いつもは断然ピルセン派だが、今日は勝利祈願もかねて、紅白ラベルのクリスタルにした。

さあ試合開始!前半はペルーが優勢。果敢にシュートを放ち、デンマークを翻弄した。身長差がありすぎてヘディングでは負けるが、早さとパワー、足さばきではペルーのほうが断然勝っている。友達情報ではすでに花火が上がっているとか。はは、どんだけ気が早いんだ。

念願のチャンス到来!前半戦終了間際にペルーのクエバがPKを獲得、ここでシュート・・・のはずがまさかの失敗。挫折感いっぱいの中でホイッスルがなり、立ち直れないままハーフタイムへ。いやーな予感が頭をよぎる。

案の定、後半戦はデンマークペースだった。ペルーは何度もチャンスをつかんだのに、なぜか決まらない。あの前半のキレはどうした?なんでパオロ・ゲレロを出さない?そうこうしているうちにデンマークに先制点を入れられ、ガタガタに。ゲレロ投入後も彼にパスが回らず、結局0-1で初戦を逃してしまった。なんとしてでも引き分けで終わりたかったのに、痛恨の一敗だ。

それにしてもペルー人は本当にシンプル。あんなに盛り上がっていた隣人宅も、試合終了後はまるでお通夜のようだった。ここのところずっと負けなし(勝利か引き分け)だったから、負けた時にどうしていいのか分からないのだろう。

試合終了後、涙を浮かべながら退場するクエバ。早くもネットには彼のPKを揶揄するネタ画像(meme)が溢れているが、クエバを応援する声も多く救われる。負けたのは悔しいけれど、終わったものは仕方がない。精神的にタフとは思えないが、“忘れるのが早い”のはペルー人の強みだ。なんたって36年ぶりなんだもの、誰だって緊張するさ。次のフランス戦こそはぜひシュートを決めてもらいたい。

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