ペルーの自然保護区2017年度TOP10

貿易観光促進庁(PROMPERÚ)は4日、国家自然保護区管理事務所(SERNANP)のデータを基に、国内自然保護区2017年度観光客数TOP10を公表した。

第10位 ワイリャイ自然公園(パスコ州) 4万5661人

パスコ州ワイリャイ地区の標高4100~4600mに広がる6815㌶の自然公園。公園内の90%は火成岩で、そのユニーク景観から「石の森」の名で有名な観光地。印象的な奇岩の間には動物たちを育む湿地や泉が点在する。

第9位 タンボパタ国立自然保護区(マードレ・デ・ディオス州) 5万5142人

プエルトマルドナード コルパ・デ・グアカマヨ


マードレ・デ・ディオス川流域南部、タンボパタ郡タンボパタとイナンバリ両地区にまたがる自然保護区。中でもコンゴウインコの群れが見られるポイント「コルパ・デ・グアカマヨ」が有名。昨年度タンボパタ訪問者の84%は外国人観光客。

第8位 ラチャイ国立自然保護区(リマ州) 5万6901人

世界の四大花園 ラチャイ国立自然保護区


ラチャイ(Lachay)の名称はケチュア語のllachu(リャチュ: 霧に覆われた場所)に由来する。季節的な海霧が自然の植生と貴重な動物相を育むエコシステム(ロマス)を形成、この地の花は通常9~10月のみ開花する。ロマス内は歩道が整備され、ハヤブサなどの渡り鳥やセチュタギツネに遭遇することも。昨年度の観光客数ピークは7月。

第7位 ティンゴ・マリア国立公園(ワヌコ州) 9万1383人

一度は訪ねてみたくなる美しい景色から、PROMPERÚはこの国立公園を「眠れる森の美女の棲家」と名付けた。森の奥深くには、内部の鍾乳石や石筍が見事な「フクロウの洞窟」や、野生のアンデスイワドリ(ペルーの国鳥)に出会える「グロリアパタの滝」などがある。

第6位 史跡アヤクチョ平原(アヤクチョ州) 14万7397人

標高3350mの台地に位置し、ペルー独立戦争の激戦地として国家文化遺産にも指定されている有名な史跡。動植物の生態系が保護されているこの場所は、眼下にアヤクチョの農村風景が広がる自然の展望台でもある。ペルー人観光客に人気があり、昨年のピークは4月。

第5位 ティティカカ国立自然保護区(プーノ州) 19万4659人

ふわふわの浮島を体験しよう!ティティカカ湖のウロス島


生物の多様性が際立つ同自然保護区は3万6180㌶の広さがあり、1997年1月20日付で「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(通称: ラムサール条約)」に登録された。湖岸集落の伝統文化を保ちつつ、プーノ州の社会経済発展の一助となっている。

第4位 ワスカラン国立公園(アンカシュ州) 28万3369人

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ナチュラル派の外国人に人気の観光地。ハイシーズンは乾季、豊かな自然が残る世界で最も広大な熱帯の雪山の懐で、トレッキングやキャンプが楽しめる。

第3位 パラカス国立公園(イカ州) 35万4303人

一年を通じリマっ子を中心に人気の観光地。多様な動植物生態系の保護努力に基づく観光収入は、地元住民の生活の糧にもなっている。海と砂漠が織りなす他に類を見ない景観と、哺乳類・鳥類・魚類・爬虫類など計1543種類の動物相を擁す。公園内の「北側ルート」には12か所の景勝ポイントがあり、パラグライダーやスキューバダイビングのようなアドベンチャースポーツも体験できる。

第2位 バジェスタス島国立自然保護区(イカ州) 38万8533人

パラカス旅行 バジェスタス島


内外の観光客で賑わう自然保護区。騒々しいオタリアの群泳やイルカの戯れ、よちよち歩きのペンギンを始め、ペリカンなど鳥糞石(グアノ)の元となる鳥類の大規模な営巣地が見学できる。

第1位 マチュピチュ遺跡自然保護区(クスコ州) 141万1279人

ペルー観光の象徴、印象的なインカの石造都市「マチュピチュ遺跡」の他、ここでは頭部に黄金の羽毛のある鳥「ケツァル」やアンデスイワドリ、18種類のハチドリや数々の美しい蘭を見ることができる。

(ソース: Andina 05/04/18)

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