ペルー人の識字率10年で向上

ペルーにおける15歳以上の識字率(2016年)は94.1%。9月8日の「国際識字の日」に合わせ、国立情報統計庁(INEI)が発表した。

全国世帯アンケート(ENAHO)による識字人口は2147万4000人。男女別の識字率は、2006年比較で男性が1.7㌽(95.4%→97.1%)、女性は4.8㌽(86.2%→91.0%)向上している。

識字率は地方部(全体85.4%・男93.2%/女76.6%)より都市部(全体96.3%・男98.2%/女94.5%)で高く、年齢層別では15歳~19歳(99.1%)が最多、60歳以上(80.8%)が最少。

地勢別では沿岸部(96.8%)、アマゾン(92.5%)、山間部(89.5%)の順。各部の2006年比較向上率は、沿岸部1.7㌽(95.1%→96.8%)、アマゾン2.4㌽(90.1%→92.5%)、山間部5.8㌽(83.7%→89.5%)。

州別ではリマ(97.9%)がトップ、次いでカリャオ特別州(97.7%)、トゥンベス(97.0%)、イカ(96.9%)が上位。下位はアプリマック(83.7%)、カハマルカ(86.0%)、ワヌコ(86.6%)、ワンカベリカ(87.4%)、アヤクチョ(88.4%)など。

社会経済階層別ではA層(98.7%)が最多、E層(84.7%)が最少。幼少時の母語(マザーランゲージ)比較による識字率は、ケチュア語・アイマラ語・他の少数民族言語(83.8%)よりスペイン語(96.5%)が多勢。

(ソース: INEI)

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