氷の美少女「フアニータ」

10月3日(月)阪急交通社・海外現地生情報に氷の美少女「フアニータ」に出会う旅が掲載されました。

氷の美少女フアニータ。彼女は推定12~14歳という若さで、神の御許に送られました。発見当時の保存状態の良さから、世界の注目を集めたフアニータ。ペルーにミイラ多しといえ、彼女ほど知名度の高いミイラは他にありません。

フアニータのような“選ばれた少女たち”は、衣食の整った手厚い環境の中で育てられたといいます。でもそれはあくまでも立派な生贄になるため。そう考えるととても切なくなります。旅立ちを前に執り行われた盛大な儀式も、少女にはただひたすら怖かったでしょうし、インカに抱擁された時には心臓が止まるほど緊張したに違いありません。その後、クスコから遠く離れたアンパト山まで、ただひたすら歩き続けます。その先に待つのは標高6300m超という極寒の世界と、孤独な死。それで山の神は本当に怒りを鎮めたのでしょうか・・・。

先日訪れたアレキパのアンデス聖地博物館があまりにもお粗末だったため、今回はヤンケにある博物館と併せてご紹介させて頂きました。こちらはあまり知られていないので、これまで素通りの方も多かったと思います。「でもレプリカじゃなぁ」と思うでしょうが、これが意外とリアル。アレキパからわざわざ足を延ばす必要はありませんが、コルカ渓谷を訪れた際には気軽に立ち寄ってみてください。

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