ペルー政府 中国人の一部査証を免除

ペルー外務省は9月3日、中国人の査証要件を緩和する大統領令を官報にて公告した。今年上半期の中国人旅行者数は前年同期比で25.1%増加、一部査証の免除によりさらなる伸張が期待される。

同令第069-2016-RE号は、米国・カナダ・英国(北アイルランド含む)・オーストラリアおよび欧州シェンゲン圏に在住もしくは6か月以上の有効滞在査証を所持する中国人につき、ペルー入国に際し観光・ビジネス一時査証の取得を免除すると定めている。同令の発効は公告から20日以内。

滞在期間は6か月以内に連続もしくは通算で暦日最大180日。2015年度にペルーを訪れた中国人観光客数は前年比16%増の1万9243人で、アジア第3位に。ペルー滞在は平均10泊、一人当り1391ドルを支出し、73%が4~5つ星クラスのホテルを利用している。

(ソース: El Peruano 03/09/16, Andina 01/09/16)