レジェンダス公園で千年前の犬とクイを発見

リマ市サンミゲル区にあるラス・レジェンダス公園内の遺跡で、約1000年前に人間と共に埋葬された犬10匹とクイ2匹が見つかった。同園の考古学者が本日発表した。

公園内の「国際ゾーン」に位置するワカ「エル・ロサル20A」で発見されたこれらの犬は植民地時代以前のもので、その多くには体毛が残っている。

発掘を率いる考古学者ルセニーダ・カリオンは、この遺跡はリマ文化に属し、個別に埋葬された複数の犬は死後の世界における被葬者の案内役、アンデス地方の大切な食料であるクイは神々への供物とそれぞれ推察している。

犬は雌雄両方が存在し、首と前足・後ろ足がそれぞれ縛られていた。体毛は数匹の犬が茶色、クイは黒。カリオンは、これらの出土品が同公園内のミッデンドルフ博物館(写真)にて一般公開される予定と述べた。

(ソース: Andina 12/09/16)