まるでペルーの卑弥呼?セニョーラ・デ・カオとエル・ブルホ遺跡

8月16日(火)阪急交通社・海外現地生情報にまるでペルーの卑弥呼?セニョーラ・デ・カオとエル・ブルホ遺跡が掲載されました。

ペルー北海岸部、トルヒーヨの郊外にあるエル・ブルホ遺跡のご紹介。そこで発見された女性「セニョーラ・デ・カオ」の存在は、考古学者たちを大いに驚かせました。男性が力で支配していたと考えられていたアンデス文明に、呪術や祈祷といった神秘の力で人々を統治した女性がいたのですから!それはまさに邪馬台国の卑弥呼のよう。2人の女性が存在した時代がほぼ同時期というのも、何か意味があるように思えてなりません。

荒くる男どもがひざを折り、畏敬の念を持って仕えたセニョーラ・デ・カオ。カオ博物館に展示されている王笏や黄金の宝飾品は、往時の彼女の権勢がどれほどのものであったかをまざまざと伝えています。そんな絶大な力を持っていた女性が出産直後に亡くなったというのですから、命とは本当に儚いものですね。その時の赤ん坊はどうなったのでしょうか?ちゃんと成人できたのか、政敵に抹殺されたのか・・・想像は尽きません。トルヒーヨから少し離れていますが、訪れる価値大。一押しの遺跡です。

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