くまのパディントン ペルーでパスポートを更新

イギリスの児童文学で有名なキャラクター、くまのパディントンがこのたびペルーのパスポートを更新した。

この愛すべきクマは、リマ市ブレーニャ区にある入国管理局のオフィスで、居合わせたペルー人たちの熱い歓迎を受けた。

自らが主役を務める新作映画「Paddington」のキャンペーンで英国から飛行機でやってきたパディントンは、ペルーのパスポート更新のため入国管理局において必要な手続きを取った。

パディントンは彼に気付いた多くの人に会釈し、気軽に記念撮影に応じた。また、駆け寄ってきた子供たちを抱きしめ、親愛の情を示した。

パディントンは英国の児童文学で最も良く知られたキャラクターの一人。人気者の彼が登場する作品は全世界で30以上の言語に翻訳され、3千万部以上を売り上げている。

世界中の子どもたちへのパディントンの多大な貢献に敬意を表し、各界の有名人が趣向を凝らしてコーディネイトした50体のパディントン像がロンドン中に配置された。中には3体の「ペルー風パディントン」も含まれている。

(ソース: RPP / タイトル写真はモデルのメガネグマ)

筆者註: 英Telegraph電子版の「くまのパディントン-君の知らない13の事柄」によると、パディントンのモデルは南米のメガネグマで、パディントン自身もペルー出身とされている。作者のマイケル・ボンドは、パディントンを「真っ暗なアフリカからはるばる旅してきた」設定にしたかったが、アフリカ大陸にはクマが生息していないので出身地を変更した方がいいという業者の提案を受け、メガネグマの故郷ペルーを選んだ。パディントンは、誰もそんなことははっきりと知らされたくないだろうという不安から最初は打ちあけるのを恐れていたが、後に自らのペルー名は「Pastuso」だと明かしている(ということになっている)。