今年のクリスマス

今日はクリスマスイヴ。近所の学校では、毎年恒例のナビデーニャ(子供向けのクリスマスイベント)が行われ、子供たちがプレゼントのパネトンやらオモチャやらを嬉しそうに抱えていた。スーパーはデリカを求める人たちでいっぱいだ。

とは言え、今年のクリスマスは盛り上がりに欠ける。何と言っても天気がよくない。エル・ニーニョの影響だろう、夏になっても曇りが多く、うすら寒い日まである。このすっきりしない天気は、エル・ニーニョが発生した5年前と同じだ。母が来秘したのは2010年の年明けだったが、リマでは夏らしい青空をほとんど拝めなかった上に、アンデスは大雨。大規模な土砂崩れで鉄道が寸断し、母をマチュピチュに連れて行けなかった。ただ今年のアンデスは雨期にも関わらず全然雨が降らないと聞くので、土砂崩れの心配はないかもしれない。もちろん在住者にとっては、水不足のほうが深刻な問題だが。

クリスマス・イルミネーションも、ショッピングモールや繁華街はそれなりに華やかだが、住宅街は例年より大人しい気がする。去年の経済成長率はおよそ5%だったが、今年は2.8%(1~9月平均)と落ち込んでいるせいもあるだろう。今年は犯罪も増えたし、デモも多かった。Misturaもパターン化してきたし、ウマラ大統領の支持率は25~30%と低迷しているし。振り返ってみるに、今年のペルーはあまりパッとしなかった。

さて、来年はどうなるだろう。公共工事好きなカスタニェーダの市長復帰で、景気が盛り上がるか?そんな事を考えながら、イヴの準備をしている。只今夕方5時、やっと薄日が差してきた。華やかでなくていいから、ほっこりとした灯りに包まれる、そんな年になるといいな。皆様Feliz Navidad!

 

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