アレキパ旅行 ご飯、ご飯、ゴハン!

太陽の陽射しが燦燦と降り注ぐアレキパの街を堪能した後は、アレキパ名物Picantería(ピカンテリア)へ。「ピカンテ」はスペイン語で「辛い」という意味だが、「辛い料理屋さん」と言うことではなく、ここアレキパの伝統料理を出す店の総称だ。しかしインド料理やタイ料理、韓国料理を食べ慣れている日本人からみれば、アレキパ料理は辛いうちには入らないだろう(付け合わせのトウガラシソースは除く)。この名前の由来がきっとあるはず。またじっくり調べてご紹介します。

a Nueva Palomino (ラ・ヌエバ・パロミノ)。市内の観光案内所でも紹介されるし、口コミサイトでも上位の有名店。ミストゥーラに出店してから、さらに勢いを増しているようだ。

アレキパに来たら、なんといってもまずはChupe de Camarones (チュペ・デ・カマロネス/川エビのミルクスープ)から始めたい。エビの旨味がたっぷりのスープは、見た目よりもさっぱりまろやか。飽きのこない正統派の味。う~ん、満足。

次はRocoto Relleno(ロコト・レジェーノ/ロコトの肉詰め)を。単品もあったが、私はジャガイモ料理と子豚料理、サルサ・クリオージャがセットになったものを選択。大好きなロコト・レジェーノ、さてお味は…と思ったら、これが大当たり!※ロコト・レジェーノの辛さについては、こちらのブログをご覧ください。

ロコト・レジェーノを出すから、ピカンテリアというのか?ここまで辛いと、自分が何を食べてるんだか分からなくなる。隣のテーブルに目を向けると、中身だけ食べて外のロコトは全部残していた。でもそれじゃ、ロコトを頼んだ意味がない!「ご飯を残しちゃいけません」と言われて育った私は、全身の毛を逆立てながらロコトをやっつけた。

どれも美味しかったけど、期待値が高すぎた分、このプレートは及第点といったところかな。でも店の雰囲気や店員さんはよかったし、総合的にはオススメです。

ちなみに、この店のすぐ隣にもEl Palominoというピカンテリアがあった。店員に「なんでEl Palominoの隣に、La Nueva(新しい)Palominoなの?経営者は一緒?」と訊ねたら、「家族だけど、別経営」との答えが返ってきた。「じゃ、あっちが一号店で、こっちが二号店だね」と言ったら微妙な顔をして、「それはちょっと違うんですよねぇ…」と。あ、こりゃ仲たがいしてるんだな。京都と大阪の王将みたいなもんやね(すみません、関西ネタです)。「店名は似てるけど、こっちの方が美味しいんだね」と言ったら「その通りです!」と喜んでた。いつかEl Palominoにも行ってやろう。

さて、お腹がいっぱいになったところで、すぐ近くの展望台へ。そこでまたアレキパ名物のQueso Helado (ケソ・エラード)を発見。手作り感たっぷりのミルクアイスは、ロコトと戦い続けた舌を労わるのにもってこい。とっても美味しゅうございました。

この後はサンタ・カタリナ修道院へ。8年前にも見学したけど、もう一度。写真もゆっくり撮れました。いつ見ても本当に美しい。

夕方のお茶タイムに、ガストン・アクリオのChicha(チチャ)へ。中途半端な時間でお客さんはゼロ。でも「コーヒーだけでもいいか?」と聞いたら、快く対応してくれたので、見学を兼ねて一休み。

デザートのChicherito(チチェリート)。マサモラ(紫トウモロコシを使ったデザート)と、オレンジのシャーベットのバランスが絶妙!グラスの底にアーモンドクランチとレモンクリームが敷いてあって、色んな食感が楽しめる。これは当たりだったなぁ♪また食べたいな。

とまあ、とにかく朝から色んなものを食べたのでさすがに晩ご飯を食べる気にはならず、早々に休んだ。高地だというのに、こんなに食べて平気とは。お母さん、丈夫な胃をありがとう。明日は温泉だ!

モバイルバージョンを終了