ペルー太平洋沿岸新鉄道 事業案評価開始

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ペルー投資促進庁(Proinversión)は3月7日、同庁PFI事業第IP-033-2014号「Proyecto Tren de la Costa / ペルー太平洋沿岸鉄道プロジェクト」の事業案提出を受け評価段階に入った。

同プロジェクトは、ペルー太平洋岸においてカリャオ特別州とピウラ州スジャーナ間およびリマのルリン区とイカ州を結ぶ総延長約1,340kmの新規軌道設計、ファイナンス、建設、設備、資材調達、運用ならびに維持に係る民間企業を事業主体としたコファイナンス方式のPFI事業。ペルー交通通信省(MTC)管轄の60年にわたるコンセッション契約で、事業エリアはリマ、イカ、アンカシュ、ラ・リベルタ、ランバイエケ、ピウラの6州に及ぶ。

この「シーサイド・トレイン」は一日あたり11本の運行が見込まれており、沿線住民の需要に加え、車と比較して移動時間が半分に短縮され、ひいてはパンアメリカンハイウェイなど国内幹線道路の渋滞緩和にもつながるというメリットがあげられる。

プロジェクト案の提出企業は現段階では非公開とされているが、Gestión紙によると、提出元はペルー有数の投資企業や国内外の有名な鉄道企業各社で構成される共同企業体だという。

(ソース: Gestión)