文化・芸術の秋を満喫しようと、国立考古学人類学歴史学博物館(MNAAHP)へ。ペルーのフォルクローレを学ぶ学生グループによる「Puqllay(プクジャイ/アンデスのカルナバルのこと)」を観に行った。こういう文化的なイベントを気軽に楽しめる環境は本当に素晴らしい。しかもイベント開始は夜7時からだったが、それに合わせて夕方5時からは博物館を無料開放。太っ腹。
そのほか、最近日本でも知られるようになってきた「cajon(カホン)」や箱の蓋をパカパカいわせながらその側面を叩く「cajita(カヒータ)」などペルーならではの楽器がいくつも用意されていた。
私がここに来た頃はまだ「2月にセントロなんて行っちゃダメ」と注意されたが、取り締まりが厳しくなった現在では、そんな声を聞くこともなくなった。ほっとするような残念なような・・・。リマもだんだん画一的な街になってきている。
それでも毎年「水を掛けたら罰金いくら!」というニュースが流れるから、郊外の区では激しい水の掛け合いが行われているのだろう。sedapal(水道局)によると、毎年この時期にはリマとカヤオで120,000立方メートルもの水が無駄に消費されるとか。
上水設備がなく給水車に頼らなければならない地域や、頻繁に断水が起こる通り、消防車への給水ができず、ひとたび火事が起こったらいつもまる焼けというエリアでの消費が多いと容易に推測できるところが、やはりペルーだ。
自分で調べながら、同じ女性としてショックを受けてしまった。うーん、これはぜひ観に行かなければ・・・。来年2月はアヤクチョね、だんな。
ああ、文化と芸術の話をと思ったら、パンツの話になってしまった。さすが多様性の宝庫と言われるペルー、まだまだ知らないことが多すぎる。