リマ首都圏のタクシー 64%が無許可営業

ペルー国家警察(PNP)によると、今年1月1日から10月15日までに申告されたタクシー強盗等による乗客の被害は全国で2万8637件に上るという。

これら被害者の中には、警察官や軍人、国会議員の子弟、検察官の姪などが含まれている。また、被害者の内91人は持ち物の強奪のみにとどまらず、性的な暴行さえ受けている。

ペルー全国タクシー・コレクティーボ連合(Fentac)のホアキン・ロサス会長は、首都圏のリマとカリャオで自治体の許可を受けて営業している正規タクシーはおよそ12万台で、この1.75倍にあたる約21万台が無許可タクシー、いわゆる白タクだという。

首都圏タクシー運転手組合(APTU)のエウヘニオ・サアベドラ会長は、白タクの横行に目をつぶる自治体の姿勢が市民の安全を脅かしていると断言する。

先週金曜にはホセ・ペラエス検察官の姪がターゲットとなり、ラップトップと金銭を奪われ3時間拘束された後解放された。また、数週間前にパチャカマック区でフアン・カルロス・エグレン議員の子息が被害にあった事件では、(ボロ車ではなく)最新型の車両が犯行に使用された。

(ソース: LaRepublica.pe)

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