プエルトマルドナード 森散歩

朝10時過ぎに遅い朝食を終え、少し休憩。お昼前のひと時を、近くの滝で過ごすことにした。「La cascada el Gato/猫の滝」滝といっても、その差はせいぜい2mほどという小ささだけど。あと、なんで猫かは忘れてしまいました。

シャツを脱いで水着になった途端…蚊が一斉に集まってきた。慌てて崖を下り川に入ろうとしたけど、水の冷たさに躊躇しているうちにまた刺された。しっかりと虫よけ対策を施したおかげで、ここまでほとんど刺されずに来たのに、ほんの一瞬で数十か所ヤラレタ。泣ける。

お昼を食べ、またまた午後のカミナータへ。今回のテーマは「植物」。森の植物についての説明を聞きながら歩く。とても固くてよい炭になる木、軽くて耐久性があり、舟の素材にぴったりの木、他の木に寄生しながら生きる木、気根(地下ではなく、空気中に伸びる根)が東へ東へと延びるため、まるで歩いているかのように見える木、動物に食べられないよう、新芽だけが鮮やかな赤(自然界では毒を含む可能性のある危険な色)をしている植物など、それはまるで不思議の国のお伽話のようだった。

一見肥沃に見えるが、実はアマゾンの大地は痩せている。栄養は、葉や茎が落ちて溜まっていく表層の僅かな部分にしかない。だからこそ、それぞれの植物が他と異なる工夫を凝らすことで、共存できる高度なシステムを構築している。森から学ぶことは本当に多い。

遠くからまたサルの声が聞こえてきた。「フォーフォーッ」という特徴のある声、アカホエザルだ。

20頭はいただろうか、高い木の上を枝から枝へと渡っていく。体が大きい分、枝のしなりもすごくて、折れるんじゃないかと見ているほうがドキドキする。もちろんサルたちはそんなことを気にすることなく、森の天上を自由自在に渡っていった。

これは珍しい!アルビノのアカホエザルだ。ジュディも初めて見たらしく、結構興奮していた。しかし森でこれだけ白っぽいと目立って危険だろうに。もうここまで大きくなったら、外敵はいないかな。

赤ちゃんを抱えた母猿も。まだ生まれて間もないようだ。可愛いなぁ~。この子が無事大きくなりますように。

比較対象が必要と、ジュディにモデルを頼んだ。ジャングルの中では、人間は本当にちっぽけだ。

午後5時過ぎにカミナータ終了。外はもう日が陰り始めている。水シャワーが辛くなる時間かな、まだ暑いし、昨日ほどではないかな…と思ったけど、うぅぅ、やっぱり辛かった。

つかの間の休みの後、7時から夜のボートトリップ開始。真っ暗な中、ガイドが強力なサーチライトでホワイトカイマンを探してくれた。カイマンは目が赤く光るので比較的容易に発見できる。あと川を渡るカピバラも。大きな顔だけ水面に出してわさわさしてたけど、カピバラは泳ぎが上手らしい。あの大きな顔がよい浮力になるのだろうか。

盛りだくさんの2日目はこうして終了。疲れてすぐさま就寝。