オーパーツ?チャンチャン遺跡で鉛の合金発見

ペルー北部都市トルヒーヨのチャンチャン遺跡で昨年8月に考古学調査隊が発見した金属製の物体の科学的な分析結果が、物議を醸している。

国立サン・マルコス大学が依頼した蛍光X線分析の結果によると、この物体は90%が鉛、残り10%は鉄と銅および亜鉛の合金で、銀製の象嵌が施されているという。

著名な考古学者で人類学者でもあるアルフレド・ナルバエス氏は、発見された物体はこの一帯で作られたものではないとしながら「鉛は弾薬などの形でスペイン人によってもたらされた金属というのが定説だ。しかし、(この発見によると)鉛がすでに(スペイン侵略以前に)ペルーに存在していたということになり、これは史実を覆す重要な発見になるかも知れない」と述べた。

チャンチャン遺跡研究に関わる多くの考古学者や米国イェール大の冶金学専門家コリン・トーマス氏などは、この物体の用途はおそらく祭祀、呪術、あるいは宗教的なもので、重職にあった高位の人物の持ち物であろうと推測している。

ずんぐりとしたこの奇妙な物体はわずかに先端が尖った菱形で、重さは1.55キログラム。大きさは10.06cmで、最大径5.03cm、最小径2.04cm。

(ソース: RPP)