Sabores del Perú/サボーレス・デル・ペルー

チャチャポヤス 5日目 後半。

コカチンバ村からチャチャポヤスまで、たった1時間で到着。ツアーバスだと1時間半かかるのに、さすが「地元民」の走りは早い。今夜乗る予定のバス会社のオフィスで降ろしてもらい、荷物をそこに預け、それから代理店Bに向かった。まー、もう彼らに会いたくはなかったんだけど、色々残務があってね。

私たちが到着すると、代理店Bのセニョーラは随分と親身になってあれこれと対応してくれた。さすがにこれ以上のトラブルは避けたいと思っていたんだろうな。私たちがまだ昼食を取ってないというと、「ここが絶対お勧め!」というレストラン、「Sabores del Perú/サボーレス・デル・ペルー」を教えてくれた。

これが期待以上に大当たり♪ セニョーラ! このレストラン情報はこれまでで最高のサービスだったよ!

★★★★★★★★★★

「こんにちは!ようこそ、Sabores del Perúへ!私の名前は○○です。どうぞお気軽にお声掛けください!」

ウエイトレスの若い女の子が、とびっきりの笑顔で元気よく挨拶してくれた。こんなツーリスティックな言葉も、まったく嫌味がない。注文する前から楽しい気分にさせてくれる。幸先がいい。

まずは「Sopa a la Minuta/ソパ・ア・ラ・ミヌータ」を。ペルーを代表するミルクスープ。タマネギとニンニク、牛肉をよく炒め、アヒ(唐辛子)ペーストと牛乳を入れる。そこに極細パスタを折って入れ、オレガノや塩コショウで味付けしてできあがり♪あっという間にできるから「a la minuta」。卵を割り入れるパターンが多いけど、ここは卵なしでした。ちなみに唐辛子じゃなく、トマトバーションもあり。でも私は断然アヒ・タイプが好き!ここのはアヒと牛肉の旨味がちゃんと出てた。すっごく美味しかった。

「Ucho de Papas con Chorizo y cecina/ウチョ・デ・パパス・コン・チョリソ・イ・セシナ」この店のcomida bandera(代表料理)。チョリソ(腸詰ソーセージ)とセシナからジワリと出る上等な脂と塩味が、ほくほくのジャガイモにからまって最高!なんでご飯といっしょに出てくるんだー!これは絶対ビールでしょーっ!この一皿で冷えたビール2本は飲める←大瓶。お腹一杯なのに、「あともう一口・・・」となる魔の一品。

「Chaufa Especial/チャウファ・エスペシアル」。牛肉、豚肉、鶏肉にーセージまで入っており、スペシャル・チャーハンの名を汚さぬ大盤振る舞いの一品だった。これが大皿にでーん!山盛り出てくる。2~3人分はあろうかという量で、たったの14ソレス(約420円)。こんなんで、採算取れるのだろうか?

そして一番感動したのが、これ。
「Suprema en Salsa de Queso/スプレマ・エン・サルサ・デ・ケソ」スプレマは鶏胸肉をトウモロコシの粉の衣で揚げ焼きにした、いわゆるカツレツ。それにチーズソースがたっぷりとかかっている。最初見た時は「うわー、油っこそう。失敗?」と思った。が、これが絶品!鶏肉は肉厚で柔らかく、胸肉なのにジューシー。衣はサクサクで、まったく揚げ物っぽさがない。そしてこのクリーミーなチーズソース!なんのチーズだろう?わかんない。塩加減が抜群で、しつこくなくて、重たくなくて、さっぱりしているのに後を引く美味しさ。4人で4品なんて、ペルー的には自殺行為。明らかに頼み過ぎで、お腹ももうはち切れそうだったんだけど、それでもこのスプレマだけはみんなが「まだ食べられる!」と絶賛したほど、美味しかった。これを食べるために、またチャチャに行ってもいい。マジ。

あ~、冷えた白ワインがあったらな~。なんでチチャ・モラーダ(紫トウモロコシジュース)かな~。(この後夜行バスだったので、アルコールは控えた)

これだけ食べてチップを入れても60ソレス、おひとり様15ソレス(450円)でした。さすがチャチャポヤス。金額的にも素晴らしい~!ここは本当にオススメです。

Sabores del Perú
Jr. Dos de Mayo 321, Chachapoyas

この後街を少し散策して、夜行バスでチクラヨへ戻りました。色々あったけど、終わりよければすべてよし。チャチャポヤス、また行きたいです。

“Sabores del Perú/サボーレス・デル・ペルー” への4件の返信

  1. ペルーの食事って、全体的に量が多くないですか?いつも、格闘してました。salsa criollaの件、ありがとうございました。早速試しました。チチャモラーダってつい最近まで、グレープジュースかと思ってました。トウモロコシからジュース?っていまだに想像がつきません。でもおいしいので好きです。

  2. tanakaさま。ペルーのご飯って本当に量が多いですよね!普段はお持ち帰り自由なので、多くてもまあいいやと思うのですが、旅行中はそうもいかずいつも困ります。でも「もうここにはなかなか来れない!」と思うと、ついもう一品と注文してしまい、墓穴を掘ります。チチャ・モラーダは紫トウモロコシで作ります。干した紫トウモロコシと大量の砂糖、パイナップルの皮や芯、リンゴ、カリン、シナモン、クローブ、ドライフルーツを水に入れて延々と焚くんです。砂糖の量さえ調節できれば、ポリフェノールたっぷりの栄養ドリンクになります。

  3. ペルー料理はほんとに食指が動きますね~
    本場の料理を一度食べてみたい!
    大阪にペルー人経営のレストランがあるか探してみます。

  4. 写真がイマイチで、その時の感動があまり上手く伝えられていないのが残念です。一つ一つが本当に大きく(多く)て、感動的だったんですけどね~!今度は物差し持参で行くかな?(笑) 大阪にもきっとペルー料理のお店があると思いますよ。ぜひ一度お試しくださいませ!

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