Catarata de Gocta/ゴクタの滝

チャチャポヤス4日目

今日は「Catarata de Gocta/ゴクタの滝」見学だ。「2日目のクエラップだけはグループの車で、でも後はプライベートカーで」ってお約束だったはずが、この日もグループ用のワゴン車に乗せられた。

なんとかして車代を浮かそうとする代理店Bの、そのせこさには感服だ。これだけトラブル続きだというのに、客に申し訳ないとかいう気持ち、ないんだねぇ。

ところが、当日の朝になって参加を決めた客が多かったのだろう、後から後から人がやってきて、”本来”のグループツアー客だけでワゴン車が満席になってしまったのだ。結局私たちには別途タクシーが用意され、ロナルはワゴン車に乗ってついてくることに。最初からそうしておけばいいものを・・・なぜ最後まで悪あがきをするか、まったく。

4人だけの快適タクシー。運転手さんもあのじじぃじゃなく、物静かな人でよし。そういえば、ゴクタの滝の見学拠点、コカチンバ村のすぐ近くには「Colibrí Cola de Espátula/オナガラケットハチドリ」(この日本語名センスないっ!)の生息地があるという(googleの画像が見れます。クリックしてね)。ペルーには多種多様なハチドリがいるが、この子はこの辺りの固有種。次は絶対行こうと思ってます♪

コカチンバ村に到着。村唯一の食堂でランチの予約をし、またまた馬に乗って滝見学へ。私の馬は「パンチート」という若い雄馬。往復25ソレス、その価値は十分過ぎるほどあり。

ゴクタ友達の乗った馬は遥か前方に。コカチンバの馬は大きくてよく働く!この後もっとガタガタの山道へと入って行ったが、その歩みは力強かった。コカチンバの馬に比べると、レバッシュのはあまりにも貧弱だった。

村人は外国人が求める観光と言うものを、ちゃんと理解していた。地元ガイドも複数いるし、休憩所もあったし、サービスも卒がない。ナショナル・ジオグラフィックがこの滝を世界に紹介したことを考えると、たぶん、白い人たちが様々な観光支援やら指導やらをしたのだろうと推察する。白い人たちは自分たちの価値基準を押しつけがちだが、それが地元の利益や目的と合致した時は、見事なまでに上手くいく。どこかの国のように、金を出して終わり、ではない。

さて、この日のロナル。

コカチンバ村に着いた途端、「今日も急いで行動しましょう。じゃないと、ボクはあのワゴン車で帰れません」とほざいてきた。確かに私たちが乗ったタクシーはもうチャチャポヤスに戻ってしまったし、私たちは今日このコカチンバ村に宿泊する。ロナルはグループと一緒にあのワゴン車で帰らなきゃいけないのは分かるけど、だからってそれは、私たちには関係ないことだ。

コカチンバ村の受け入れ態勢は思った以上にしっかりしていた。それに、どうせ滝までは歩くだけでこれといって説明も不要だろう。ゴクタ見学に個人ガイドを付ける意味は、ほとんどなかったのだ。そう思ったら、余計にこの保身満々発言にはカチンときた。

(K) 「私たちはプライベートツアーなんでしょ?他人の時間なんて関係ないわ!」こっちもだんだん意地悪になってくる。いかんな。

ゴクタの滝ゴクタの滝については、こちらでご紹介しています♪

滝~!迫力満点!音がすごくて何も聞こえない!でもって、服もカメラもびしょびしょ!寒いよ~、カメラが心配だよ~!!

ロナルに「写真撮るからポーズ!」と言わたが、「写真なんていいから、カメラを守って~!」と笑えなかった私。頼むからタオルか何か、掛けてくれ~!カメラが壊れたらここに来た意味がない~!

しかし、乾季でもこの迫力だ。雨季の水量は一体いかほどだろう?一般的な観光としては、雨季のアマゾンはオススメじゃない。でも地元の人はみな、「これから3月くらいまで(雨季真っ只中)が一番きれいだよ」と言っていた。要は雨季こそ滝の醍醐味が味わえるというのだ。くぅぅ~、また来なくちゃいけないじゃない?

仕方がない、半年以内にカムバーック!!

コカチンバに戻ってランチを取って、ロナルとはさくっと別れた。彼はいい人だったけど、代理店Bに振り回され過ぎてなんだか疲れてしまった。

彼自身も疲れただろう。お互い最後はすすっと終わってしまった。さいなら。

さて、この日のお宿「Gocta Lodge/ゴクタ・ロッジ」へと移動。このお宿がまたとても良い~♪ 部屋が素晴らしい、ベッドもふっかふか!お風呂にお湯を張って、久しぶりにゆったりとお湯に浸かった。本を持ち込んでだらだら読んで、極楽至極。夜はビールを数本、ワインも2本空け、4人で遅くまでおしゃべりして。これでシングルたったの6000円ほど、ペルーのお宿はまだまだ安いもんです。

この日はあんまり怒ることがなかった。

これが普通だと思うが、ブログに書くと何か物足りない気もするな。どうぞお許しあれ。

人間、休養が大切だ。