タビの1日目。ビジャ・リカからポスソへ つづき

・・・つづき♪

●12:00
Oconal湖に到着。この時点ですでに1時間ほど予定が遅れていたようだ・・・オプションだが、湖のボートに乗れるという。「時間がないので、15分だけですよ!」と旅行会社のセニョーラRが言っていたのに「お金を払うんだから、しっかり漕いでよ!」と船頭に告げ、遊ぶ気満々のペルー人たち。結局45分ちかく乗ったかなぁ。岸に戻った時、セニョーラの顔はひきつっていた。

ところで、ペルー人は記念撮影が大好きだ。私は仕事で使うことばかりを考えてしまうので、自分が写ろうとはあまり思わないんだけどそれが彼らには不思議でならないらしい。

この時も、「ほら、あんたたちも写真を撮りなよ!」「あんたのカメラ、貸してみな!」としつこく熱心に言ってくれた。いや~ん、一眼レフを渡すのは怖いんですけどぉ。ちゅうか、ほら、やっぱりぶれてるやん。親切なんだけど、本当に写真撮るのが下手なんだよね~。ま、そういう優しさは嫌いじゃないんだけどさ。

●13:30
3番バスは地元の診療所で休んでいた例の病人をピックアップしたため、ビジャ・リカを出発したのが、またまた一番最後になってしまった。ダブルメガネは最高に不機嫌。でもまあ、仕方がないじゃん?

●15:15
Oxapampa(オクサパンパ)のレストランへ。やっと昼食。店は超満員で、やっと座席を確保した。この店も80人分の料理の支度に四苦八苦していたのだろう、先に到着していた人たちも、まだ料理にありつけていないようだった。

しばらくまってやっと出てきた本日のランチは、牛肉と豚肉のバーベキュー。お腹を空かせていたみんなの顔に笑みが広がる。そして次に一言、「ちょっと~!アヒ、ちょうだ~い!」ペルー人はアヒ(唐辛子ソース)命だ。肉にアヒがないなんて、醤油のかからない冷ややっこみたいなもんだろう。店側が必死に対応しているというのに、各テーブルからアヒ・コールがかかる。そんなにアヒが好きなら、アヒを持ち歩けっ!

私が座ったテーブルには、オバちゃん9人+誰かの夫という10人グループが座っていた。彼女たちの団結は素晴らしく、全員一丸となってアヒ・コール。おかげでアヒがいっぱい運ばれてきた。なんだかんだと彼女らのパワーのおこぼれをもらっている私♪

●17:00
さてここから本日の最終目的地、Pozuzo(ポスソ)へと向かった。最初にも書いたけど、もうガタガタのゆらゆらの物凄い山道をバスで3時間も揺られていった。ダブルメガネ、絶叫し過ぎ。きーーーーっっっ!!!

●20:00
ぐらんぐらんになりながら、やっと到着したポスソ。街はとても静かで、教会では金曜のミサがしめやかに行われていた。さーて、ここからがまた問題。80人分の宿泊リストが、これまた手書きの紙一枚なのだ。

ポスソには80人全員が泊まれるような巨大ホテルはない。そのため、数カ所のロッジに分かれて宿泊することになっていた。主催者側もミニバスごとにできるだけ同じホテルになるよう、事前に組んでおいたらしい。

ところが、今朝車庫を出発した時に、勝手にバスを乗り換えた人がたくさんいたのだ!「あら、あんたは1番バス?私は2番だわ。嫌よ、私も1番に乗るわ」と、そんな感じだろう。みんなが勝手に好きな仲間と一緒のバスに乗っていたわけ。そのためバスごとに宿に行くわけにもいかず、満天の星空の下、手書きの宿泊者リスト一枚にみんなが群がることになったというわけだ。

あ”~!!! もういい加減にしてくれ~!!!ジャングルの街にスルコ区住民の雄叫びが響き渡る。もう、ほとほと疲れましたわ。またまた一枚のリストをめがけて突撃し、なんとか自分の泊る宿をチェックした。3番バスのメンバーの宿はオスタルMとオスタルHの2ヶ所と判明。そこでダブルメガネが叫び出した。

「セニョ~ル!3番バスはもう出発よ~!車を出しなさ~い!」とはいえ、主催者側の指示がないと、運転手だって勝手に車を出すことはできない。なのにダブルメガネは「ちょっと、あんた!あんたが最後でどうするのよっ!」と容赦ない。

今回の旅行を通してずっとそうだったが、この運転手さんは本当に忍耐強い人だったな。よくあのダブルメガネを崖から突き落とすような衝動に駆られなかったものだ。最後の最後まで一番の貧乏くじを引いたのは、この運転手さんだった。

●20:45
やっと宿の部屋に入る。朝4:40にバスを降りてから、今日初めて身体を横にすることができた。うぅぅ。

●21:15
夕食を取りにレストランへ。オーストリア系ドイツ人の村らしく、メニューはウィンナーシュニッツェル。疲れた胃にとってもパンチのある素敵な料理。付け合わせはポテトサラダと揚げたユカ。両方芋やん・・・(涙)

こうして初日は終わったのでした。はい、就寝。