ペルー観光に予防接種は必要?

ペルー旅行と言えば、クスコ(マチュピチュ遺跡)・プーノ(チチカカ湖)・ナスカ(地上絵)を巡るいわゆる「ペルーゴールデントライアングル」が王道のようですが、最近では世界遺産チャンチャン遺跡のあるトルヒーヨやインカの温泉で名を馳せるカハマルカなどの北部ペルー、サンタ・カタリナ修道院やコンドル見学ツアーで人気のアレキパ、さらにはアマゾンジャングルの都市イキトスなどにも足を延ばす日本人観光客が増えつつあります。

ジャングルと言えば気になるのが黄熱病などの疫病ですが、ペルー国内を巡るのであれば今のところイエローカードの取得・提示は必要とはされていません。しかしながら、ペルー通商・観光省がペルー観光のしおりの中で次のように事前のワクチン予防接種を推奨していますので、念のため紹介しておきます。

水痘(水ぼうそう)
接種対象者: ワクチン未接種の者
旅行対象地域: ペルー全土

A型肝炎
接種対象者: 全ての観光客
旅行対象地域: ペルー全土

B型肝炎
接種対象者: 長期に亘り現地住民と接触する者
旅行対象地域: アマゾナス州、ロレト州、サン・マルティン州、ウカヤリ州、フニン州、マードレ・デ・ディオス州

黄熱病
接種対象者: 標高2300m以下のジャングル地域を旅行する者(但し旅程の最低10日前までに接種のこと)
旅行対象地域: アマゾナス州、ロレト州、サン・マルティン州、ウカヤリ州、フニン州、マードレ・デ・ディオス州

尚、対象各地域には次のような観光地があります。

予防注射は転ばぬ先の杖、特に黄熱病などは接種後10年間有効なので暇を見て接種しておきましょう。

(ソース:ペルー通商・観光省発行 Guía esencial para el turista que visita el Perú – 7章第1項より抜粋)

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