クスコで毛皮を剥がされたビクーニャ39匹の死骸見つかる

ペルー環境警察および公共省は、クスコ州カンチス郡マランガニのカニワ自治区で背中の毛皮を剥がされ死んでいたビクーニャ39匹を発見した。地元メディアが本日伝えた。

クスコビクーニャ保護協会のホルヘ・パコ・ディアス会長は、当局がビクーニャの死を確認するため昨日現地入りしたとの報告を受けたと述べた。標高4000mを超える現地では、22口径の弾丸数発が発見された。

会長は、「ティンガバンバ地区の住民から、これらのビクーニャは先週金曜から土曜にかけ殺され、現場の弾丸は捜査のため警察が回収したと聞いた」と語った。

ビクーニャの毛皮は珍重され、密猟者により闇市でキロあたり250米ドルで取引される。内偵によると、売られた毛皮はクスコやプーノに流れ、プーノからはさらに外国に向け密輸されるという。

会長は、死骸の腐敗が進んでいるためビクーニャは火葬されることになるだろうと述べ、当局に対し野生・放牧双方のビクーニャを保護するための法律の制定を要求した旨を明らかにした。

(ソース:アンデス通信社)

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