冬の花園ロマスと美味しいノルテの料理 

7月13日(水) 阪急交通社・海外現地生情報に「リマの黄色い花アマンカイと冬の花園ロマス」が掲載されました!

霧の中に現れる秘密の花園ロマス。リマの冬の風物詩です。

太平洋から流れてくる海霧ガルーアのせいで湿度がとても高くなり、飽和状態といった感じのリマ。洗濯物は乾かずカビも生えやすくなり、生活においては困ることも多いけど、その水分のおかげでこうして毎年美しい花々が蘇るのかと思うと、「ガルーア ばんざ~い!」という気分にもなったり(笑)

あ、お肌が乾燥しにくいというメリットもありました。乾燥肌の私には、やっぱりリマの冬は魅力的です♪

★★★★★★★★★

Arroz con Pato a la Chiclayana
鴨の炊き込みご飯 チクラヨ風

アロス・コン・パトはペルー各地で食べられる料理だ。鴨はちょっと高いから、鶏を使ったアロス・コン・ポヨのほうが一般的だけど。アロス・コン・ポヨなら家でも作るし、鴨もまあ似たようなもんでしょ、と思っていたので、実は今まで食べたことがなかった。でもご一緒した方が「もしチクラヨの鴨を使っているなら、絶対美味しいはずだよ」って教えてくれて。ウェイターに聞くと「si」というので、わくわくしながら注文した。

本当に美味しい。柔らかくてジューシーで、皮の焼き加減がまた絶妙。余分な脂は落ちているけれどパリパリになりすぎることもなく、ちゃんと弾力が残っている。もちろん肉の臭みもまったくない。

ご飯は程よい加減のアルデンテ。家でアロス・コン・ポヨを作ると、どうしてもご飯がべちゃっとしちゃうんだよな~。水分が少なすぎると芯が残っちゃうし、多すぎるとびちゃびちゃになるし。どうやったらこんな絶妙な硬さに炊けるのかしら?

チクラヨはペルー北部の海岸沿いにある都市。ノルテ(北部)料理はペルー国内でも特に美味しいと言われている。ノルテといえばこのArroz con PatoやSeco de Cabrito (セコ・デ・カブリート/仔ヤギの煮込み)が有名だ。しかし鴨やヤギは独特の臭みがある。そういう野趣的なものは嫌いではないが、やはり癖はないほうがいい。

「チクラヨでは家畜にアルガロボのさやを食べさせるんだ。だから肉が柔らかくて甘みがあるんだよ」

アロガロボはマメ科の木。乾燥に強いアルガロボは、ノルテを代表する樹木。季節になると、さやえんどうのような実をつける。このさや(と種子)は栄養豊富で、アルガロビーナというシロップが採れるほか家畜の飼料にも使われる。だからノルテの肉はどれも美味しいのだと。

そういえばトルヒーヨで食べたカブリートは美味しかった!あの子もアルガロボを食べていたのね。

美味しい料理と楽しい会話にワインも進みました♪また行ってみたいお店です。

Fiesta
Av. Redocuto1278  Miraflores

“冬の花園ロマスと美味しいノルテの料理 ” への12件の返信

  1. おいしそうですね。
    おいしいお肉になるのはやはり飼料が大事なんですね。
    日本は牛肉で騒がしいです。

  2. ああ、日本の牛肉の件は本当に残念ですね。いつも同じことを繰り返す。不思議でなりません。

  3. ロマス、いいですよね~。昔初めてロマス・デ・ラチャイに行ってあまりの美しさにぼーっとしました。あれから十何年も訪れていませんが、今年は行ってみようと思います。パチャカマックなら近いですしね!情報、ありがとうございます。

  4. 鴨、日本ではスーパーでいつでも売っているわけではないので、特別な料理のイメージがあります。
    食べる物を選ぶ大切さは人間も家畜も同じですね。

  5. ロマス、素敵ですね。どの辺りなんだろ~。私でも行けるかな?
    鴨、とってもおいしそうです。
    美味しいお肉には飼料も大切、本当ですね。
    食べ物って人間・家畜だけじゃなくってすべてがつながっているんだな~と考えさせられます。

  6. ラチャイ!いいですよね~。あそこも素晴らしい!ただアクセスが悪くて自家用車がないと行きづらいところが難点ですよね・・・(涙) パチャカマックなら車で1時間ほど!帰りはもちろんチチャロンで♪もし週末行かれることがあったら、ぜひ声掛けて下さい!

  7. リマでもpatoはあんまり見ませんね~。pavo(七面鳥)のほうが一般的。でもとっても美味しかったです!病みつき~♪

  8. かりんりんさんですよね?コメントありがとう!ぜひ機会を見つけてノルテの鴨を食べてみてくださいね。というかぜひ旅行へも!あ~、私もどこかに行きたくなっちゃった(笑) 食べる物でこんなに肉の味が変わるなら、食べ物が生き物に与える影響というのはいかほどかと・・・実はそういうつもりで書いたブログじゃなかったんだけど、皆さんのコメントをみて改めて考えさせられました。特に今日本は色々ありますから・・・

  9. アロス・コン・ポヨを作るときは、ご飯を炊く前に一度油で炒めるといいですよ。しっかり火を通してもパラパラ。
    なーーんて、偉そうに言ってみる(笑)。
    僕らがいつも近所で食べるカブリートはポマのアルガロボ森林保護区で育ったヤギなんですって。「だからうちのは旨いんだよ!」って自慢されました。でも確かに旨いです。しかも安い。menuだと、なんと4ソーレス!
    僕らがフェレニャフェにいる間に是非一度遊びにいらしてください。

  10. なんといいヒントを!ありがとう。早速試してみるね。しかし色んなレシピを見てもそんなことは書いていなかった・・・うーん、すごいぞ。いつも自炊ですか?フェレニャフェに行きたいです。美味しい物食べたいし、チクラヨのクランデーロ巡りもしたい(笑) こうなったら計画するしかありませんね!

  11. 毎日一食は必ず自炊です。この週末にはカニと貝のチューペを作りました。はじめてだったので、市場のお母さんたちにレシピを聞きまくっての挑戦でしたが、なかなかうまくいきました。
    週末を狙って遊びに来てください!今、シカン遺跡は発掘だらけですよ。ベッドも二つ用意して待ってますから!

  12. こんな素敵なコメントを頂いたから、早速フェレニャフェ旅行を計画!ということで、メールしまーす!

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