正直者万歳!ペルーのあり得ない話

先日、とても素晴らしい(そして考えられない)出来事があった。それは「正直者の運転手のおかげで、タクシーに忘れた現金が持ち主の手に無事戻った!」という事件。ペルーじゃ「ありえね~!!!」ということで、その詳細をご紹介(笑)

タクシー運転手のEduardo Rodríguezさんは11月24日の夜、ミラフローレス区からカヤオのホルヘ・チャベス空港までイタリア人のお客さんを送り届けた。

その後タクシー会社のベースに戻ってみると、車内にさっきのお客さんの忘れ物があるではないか。中身は現金4.350ユーロとクレジットカード、パスポート、身分証明書などなどなど!!

ロドリゲスさんはすぐさま上司に相談し、その上司もすぐに空港内の警察に連絡、こうして無事イタリア人の手に戻ったのだとか。ありえね~~~!!!(笑) こんな正直者タクシスタがいるなんて~!こんな対応の早い上司や警察がいるなんて~~!!そしてそして、パスポートやそんな大金を車に忘れる奴がいるなんて~~~!!!

全てにおいてこのペルーではあり得ない奇跡が重なり合い、とっても素晴らしい結果となったのでした。で。普通、正直者は損をするんですが、お役所もさすがにこれはと思ったのでしょう、Mincetur (ペルー通商観光省)は、この稀有な正直者とその家族を招いて表彰式を行い、イキトスのペア航空券をご褒美にあげました。観光立国を目指すペルーとして、観光客の身になって素晴らしい行動をした、というのですわな。

忘れ物を届けて表彰式。うん、これもペルーらしい(笑)ほんと、こんなことはまずありえません。ネットのコメントだって「ありえね~!」だし、その後彼がラジオ番組に出演した時もコメンテーターから「お金を着服しようとは思わなかったんですか?」ってすごく直球な質問受けてたし。みんな、本当に驚いてるわけですよ。

いやー、いいニュースを聞いたわ。私もほっこりしました♪彼の勤めるタクシー会社はPeruvian’s Tours S.A、そして彼の乗るタクシーのプレートナンバーは、A3E-495だそうです。ペルーへお越しの際は、ぜひロドリゲスさんをご指名してみてはいかがでしょう?

“正直者万歳!ペルーのあり得ない話” への12件の返信

  1. 本当にびっくりニュースですね。
    でも確かにペルーにもこういう人は存在するんですよね。
    (割合としては少ないかもしれませんが。。。)
    そのイタリア人は強運の持ち主ですね。

  2. わたし すみません そのユーロ 日本円でいくらなんでしょうか??? っておばかですみません。
    でも 届けただけで 表彰状に観光招待券・・・。 すごいですよね。ってかそんなに ペルー人着服しちゃうんですか???
    そのタクシーなら乗ってみたい!!(大きなことは言えませんが・・。一応。)

  3. こんにちわ
    すごーい!
    ペルーにも正直者がいらっしゃるんですね。
    表彰状にご招待までいただけるなんて、よほどまれなことだとよくわかりますね。笑
    ロドリゲスさん、一躍有名人ですね。^^

  4. 素晴らしいニュースですよね。なんか嬉しくなりました。まあ私がそういう人に巡りあえるかどうかはわからないけど・・・(苦笑) 今は日本だってお財布は見つかっても中身はないってのも多いらしいから、ほんと稀有な話です。

  5. 今は大体47万3000円くらい、最低賃金で暮らしている人の年収2年分近くって感じでしょうか。まあこのタクシスタはもう少し稼いでいると思いますが。ペルーでは貴重品を落としたほうが悪いです。だからもし戻ってこなくてもそれは残念ながら普通だし、誰もこのタクシスタを攻めたりしないでしょう(明らかにそいつの犯行だとばれた場合は別ですが)。でも他の国でも大体そうだと思いますよ。だからこそ今回は本当に素晴らしいわ!と思うのです(笑)

  6. あはは、そうなんですよね。ほんとまれな話だと思います。でもこんな正直者は少ないかもしれませんが、普通にいい人はたくさんいるんですけどね。当地のように貧富の差の激しい国では、現金を目の前にしたらつい、ってのは仕方がないですし。。。

  7. いい人ですね!表彰が笑っちゃいます。
    10年前の話ですが、12月のクリスマス直前に夫が財布をタクシーの中に落としました。それも、穴があいてたポケットから落ちたという、これもまたあり得ね~奴です!
    現金はほとんどなかったものの、DNIと、義兄が会社からもらってきた、当時三世帯同居だった家族全員分のクリスマスのターキーの引換券が入っていました。私も会社から券をもらったので、クリスマスはほんのちょっとはターキーはあったのですが、夫、当然のことながら、家族全員にに笑いながら嫌みを言われていました。
    DNIを作り直し、年が明けてから、タクシー運転手の甥だという少年が、古いDNIの入ったお財布だけ、届けにきました。正直者とはいえませんが、ターキーおいしかったから、悪いと思ったのかな。

  8. そのタクシー運転手の甥っ子、「去年はクリスマスに七面鳥を食べられたんだから、DNIを返したら今年もサンタが来てくれるかも?」なんて考えたんじゃないでしょうか?(笑) 使えるもの(お金やターキー券)は拾った人の当然の権利って思ってるでしょうしねぇ。。。
    少年相手に「お前のオジサンが中身を盗んだんだろう!」とも言えないし、もう更新した後に返してもらっても仕方がないけど、それでも戻ってきたらやっぱりほこっとしてしまうところが、ある意味ペルーらしいです♪

  9. ほんと!!ありえな~~~~~~~~い!!!!!!
    全ての項目が、、「あ・り・え・な・い」!!!!!
    すごくビックリしました!!!!
    もしかして、、ペルー人の感覚が変わってきた、、とか????
    イキトス往復できるなら、、と今度はグルで何か企みそうな奴が出てこないことを、、祈るばかりです!!!

  10. こんにちは。コメントありがとうございます。ほんとあり得ないけど、いいお話ですよね!なので私は関係ないけど嬉しくなって(笑) ペルー人の感覚が変わったかどうか?というのは分からないけど、このイタリア人がペルーを愛してくれることは間違いないでしょう♪

  11. 初コメです。
    そんな話があったなんて。届けただけ(当たり前の事)でそんな表彰されちゃうところがホントペルーですね。届けないのが前提の話ですよね、それ。(笑)おとした人もそれだけのものを落とすのはどうかと思うけど・・・。そのタクシー今度使ってみようかしら?大人気だったりして、その人。

  12. ayaldoちゃん、こんばんは!コメントありがとう。
    うん、その人絶対大人気だと思います。私だって何かあったら連絡してみたい(笑) でもまあそんな人は珍しいですよね~。ほんと、ラジオ番組とかでもインタビューを受けていたけど、みんな「ねぇ、本当にそれを盗ろうとは思わなかったの?」なんて聞いてました。失礼な!でもペルー人的にはすごく正直な疑問だよね(苦笑)

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