アンデス中央鉄道の旅 vol.2

Galera(ガレラ)駅 標高4781m。
ここには、空の青と雲の白しか映したことのない、名もなき氷河湖がたくさんある。

まるで油絵具で描いたようなアンデスの山肌。黒、緑、茶、赤。 様々な鉱物が含まれた豊かな山だから、一色じゃないんだね

アルパカが放牧されている、絵葉書のような標高4000mの世界。この子はどこの子?ちゃんと耳飾りが付いていて、どこの子だかわかるようになっているのね。

ハウハの町を過ぎ、緑豊かなマンタロ渓谷沿いを走る。夕日を受けて赤く染まるアンデスの山々の神々しさといったら!

ピスコサワーを飲みながら、最高の景色を愛でつつ穏やかな時間を過ごす。列車の旅って、やっぱりいいね。全てが がたん、ごとん、のんびり進む。

夕方、クラシコ・クラスの扉が開放されたのか、若い女の子たちが展望車に押し寄せディスコ状態に!それまでは大人(トゥリスティコ・クラスは外国人、年配が多いから)のスペースだったのにねぇ。仕方がないけど。

列車のスタッフも一緒に踊りだしちゃって、かわいい。この庶民的なところが、オリエント急行経営のアンディアン・エクスプローラーのようになれない理由なんだろうなぁ。

アンデス中央鉄道の旅、ポイント

1、クラシコ・クラス、トゥリスティコ・クラスがあるが、トゥリスティコに乗るべし!椅子もゆったりしているし、展望車にも近い。また夕方になるまでクラシコ・クラスの客は展望車には入れないもよう。窓ガラスに邪魔されない景色を見たかったら、トゥリスティコしかない!

2、進行方向に向かって左側のほうが景色がいい。とはいえ、右側だって悪くはないけどね。

3、ご飯は… ちとがっかり。お菓子なり飲み物なり、多少自分で持っていったほうがいい。BAR車両もあるので、ビールやピスコサワー、ジュースは飲める(有料)。

4、高山病予防は自分ですべし。一応看護婦はいるけど、脈をとってくれる程度。「はーい、大丈夫ですよー」と彼女が差し出したのは、レモンキャンディー。それで高山病が治れば、医者などいらぬわ…

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